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【質問例付き】二次面接で聞かれる質問の意図と対策

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【質問例付き】二次面接で聞かれる質問の意図と対策

面接

一次面接に比べ、その企業のカラーが出やすい二次面接。しかし、そんな中にもある程度共通した傾向は存在しています。具体的な質問例をもとに、どのような準備をしていけばいいかを見ていきましょう。

目次

■まずは基本の志望動機と自己PR しかし…
■続くメイン質問は会社理解度の把握
■就活生が恐れる“あれ”があるかも
“知っている”状態で面接へ

■まずは基本の志望動機と自己PR しかし…

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二次面接とはいえ、スタートはまず「自己紹介」からが大半です。これは最終面接まで変わらないでしょう。その後、「志望動機」や「自己PR」といった、基本的な内容が続きます。

■違いは、深堀り

一次面接との違いは、それぞれの内容をより深堀してくることです。これは二次面接が「志望者と会社のマッチング」をみる場とされることが多いためです。

具体的な質問例としては以下のようになります。

 

<質問例1 自己紹介から深堀>

1)■大学(△学部)に在籍中とのことですが、なぜその大学(学部)を選んだのですか?

2)(専攻分野について)具体的にどのようなことを学んでいるのですか?

  →志望者の志向性や論理的な説明力をチェック

3)趣味は■■なのですね。どのような点に魅力を感じますか?

  →志望者のアクティブ度などを確認。ただし、単純なアイスブレイクの場合も

 

<質問例2 志望動機から深堀>

1)○○に興味を持ったということですが、なぜその点に関心を持たれたのですか?

2)○○について、これまでどのような形で関わってきましたか?

  →志望者の志向性と本気度の把握。関わりの有無は合否に直結はしない

 

<質問例3 自己PRから深堀>

1)長所の○○について、どのように弊社の仕事にいかしていけると考えますか?

2)短所の××について、改善のために心掛けてきたことはありますか?

  →仕事に対する具体的な姿勢や改善意欲・行動を把握

 

どれも一次面接と比べると一歩踏み込んだ内容となっていることがわかると思います。

これらに対応するためにも、「自己分析」や「志望理由」について、一次面接に臨んだままにせず、さらに深堀して準備をしていきましょう。

特に、相手の「なぜ」に答えられるかが非常に重要です。

 

■続くメイン質問は会社理解度の把握

「志望動機」や「自己PR」についての質疑が一段落すると、続くのが二次面接のメイン内容となる「会社理解度の把握」です。

具体的には次のような質問が展開されます。

 

<質問例1 単純な企業理解度の確認>

1)弊社の企業理念をご存知ですか?(教えてください)

2)弊社の主力商品(サービス)を知っていますか?

3)弊社の商品(サービス)について、市場ではどのような位置づけだと考えますか?

  →きちんと企業を理解しているか把握。

あわせて本気度や(就活生にとって)当たり前のことができるかを見ている

 

<質問例2 応用的な企業理解度の確認>

1)弊社の参加する市場は、今後どのように推移すると考えますか?

2)弊社の強みはなんだと思いますか?また、それを活かして今後どう事業を展開すればいいと考えますか?

3)弊社の弱みはなんだと思いますか?また、それをどのように改善すればいいと考えますか?

  →企業のありのままを調べるだけでなく、それを応用して自分なりの解釈をどう加えられるか?論理性や指向のベクトル(ポジティブorネガティブ)なども見られます

 

これらについて、全てを網羅的に準備するのは難しいですが、企業研究のソースを広げることで、ある程度対処することができます。

その企業が所属する業界団体のHPや、統計局などの公的な調査、さらに大手シンクタンクなどが発行している業界地図などを参照して、網羅的・客観的な情報の取得に努めましょう。

また、企業の今後については「自分が社長なら…」という視点で考えるのが一番の近道です。社会人経験のない就活生なので、二次面接の面接官も現実性のある具体案が出てくるとは思っていません。

ある程度荒唐無稽な内容でも許容してくれますので、恐れることなく自分の考えをぶつけましょう。

■就活生が恐れる“あれ”があるかも

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就活生の中で恐れられるものといえば、1位はもちろんお祈りメールだと思いますが、次に来るのは「圧迫面接」ではないでしょうか。

最近は、コンプライアンスの浸透や社会情勢の変化から、人格攻撃を行うような極端なものは減ってきています。しかし、「不測の事態の対応を見る」という名目で、志望者が「圧迫面接だ」と感じるやり取りが行われることはまだまだあるようです。その多くは、二次面接が舞台となります。(一次面接は様子見なのでそこまでしない&最終面接はかなり有望な人材で圧迫面接のリスクが高いため)

多いものとしては、次のような質問となります。

 

<質問例>

1)先ほど○○と言っていましたが、本当にそうですか? 私にはそう感じられません。

2)その考え方は甘いのでは?それで社会人として通用すると思っているのですか?

3)その志望動機なら、△社(同業他社など)の方がいいんじゃないですか?

 

どれも、志望者に対して否定的な意見を突き付けてくるのがわかると思います。緊張している就活の二次面接という場でこれをされると、対応は難しいものです。

特にやってしまいがちなのが、「すみません…」と謝って終わってしまうこと。これは会話のやりとりは終わり、何も主張できないという最悪のパターンになってしまいます。

対応のコツとしては、「萎縮しない」「ケンカしない(許容する)」ということです。

まず「ご指摘いただきありがとうございます」という前向きな言葉で質問を受け止めましょう。そのうえで、自分の意見に絶対の自信があっても、私が100%正しい!という主張はしないことです。「なるほど、そういう考え方もあるのですね。しかし…」と相手の意見も尊重したうえで、自分の意見を控えめに述べていきましょう。

“知っている”状態で面接へ

 

ここまで一般的に想定される二次面接での質問例を紹介してきました。

企業や志望者により最適な回答は異なりますが、これらを知っていて面接に臨むのと、知らないまま臨むのとでは、心の余裕が全く違ってきます。

ただでさえ緊張する面接ですので、少しでも落ち着いて面接官と話ができるよう準備していきましょう。