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インターンシップってなに?企業の目的とは?

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インターンシップってなに?企業の目的とは?

インターンシップ

新規にインターンシップを実施する企業が増えてきています。企業は、時間や労力のかかるインターンシップに、何故、今これほどまでに力を注ぐのでしょうか。

■インターンシップとは?

インターンシップとは、学生が企業で就業体験をすることができる制度です。報酬を目的としたアルバイトとは違い、インターンシップは、将来の就業に向けて、学生に社会勉強の機会を提供することを目的としています。

学生はインターンシップに参加することで、業界を知り、自分が実際に働く姿をイメージし、本当にその業界や企業が自分に合っているのかどうかを判断していくのです。

 インターンシップの実施期間は、1~2日間のもの、数週間のもの、数か月のものなど様々であり、またそれによって得られるものも様々です。

一般に、短期のインターンシップは、会社説明会的な要素が強く「業界や企業を知る」ことが主な目的となります。それに対して、長期のインターンシップは、社員と一緒になって働くことを通して仕事の仕方や社会人としての基本ルールを学ぶなど「自己成長を図る」ことが期待できます。

■インターンシップの企業側の目的とは?

企業側がインターンシップを実施する主な目的は以下の3つです。

  • ミスマッチの防止

実際、入社した後になって「こんなはずじゃなかった」と感じ退職してしまう新入社員が毎年後を絶ちません。厚生労働省の調査によると、大学卒の新入社員の約3割が3年以内に退職をしているのが実態です。企業にとって、長い時間とお金を投資して採用し育成した社員にすぐに退職されてしまうのはかなり痛手なことです。そうしたリスクを軽減するために、企業はインターンシップを実施することで、事前に、学生に会社や仕事をできる限り理解してもらい、納得した上で入社してもらおうと考えているのです。

  • 優秀な学生の確保

本来、インターンシップは採用を目的としたものではありませんが、インターンシップ中にも、企業は参加した学生の能力や適性をしっかりと見て評価しています。企業としては、インターンシップで学生と長時間接することで、採用面接だけでは解り得ないその学生の能力や適性を見極めようとしているのです。そして、優秀な学生に対しては、人事部門が働きかけ、入社に向けて学生との関係構築を図っていきます。必ずしも内定が保証される訳ではありませんが、選考段階においてある程度の優遇措置もあり得るでしょう。そういう意味で、インターンシップは非公式ではありますが「事実上の選考の場」と考えるべきなのです。

  • 企業のPR、イメージアップ

企業は「企業イメージ」を大切にしています。インターンシップは、本来、学生に社会勉強の機会を提供するという意味で社会貢献的な要素が強く、インターンシップを実施すること自体が、企業のイメージアップに繋がるのです。また、インターンシップを通して、学生に企業名や商品を認知してもらうことで、PR効果も期待できます。特に、B to Bのビジネスが中心の企業にとっては、企業の知名度アップも目的のひとつとなります。

■インターンシップを価値あるものとするために

インターンシップを価値あるものとするために、学生は、安易な気持ちではなく、しっかりとした目的意識を持ってインターンシップに臨むことが重要です。学生がインターンシップに参加する具体的なメリットとして、主に以下のようなことが挙げられます。 

<学生がインターンシップに参加するメリット>

・業界、職種、企業に関する知識を身に付けることができる

・社会人として自分が働く姿をイメージできる

・企業の社員との人脈ができる

・同じインターンシップの参加者同士で情報交換ができる

・社会人としての基本ルールやマナーを実践で身に付けることができる

・インターンシップの経験を就職活動でアピールできる

就活を始めるにあたり、しっかりとした目的意識を持って、上手くインターンシップを活用しましょう。

■最後に

インターンシップは、ただ単に参加すれば良いという訳ではなく、参加するみなさんの目的意識や心構えで、そこから得られるものも大きく変わってきます。 インターンシップで得られた貴重な経験は、近い将来、みなさんが就活の軸を考える際の大きな指針となることでしょう。