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【自己紹介≠自己PR】就活面接での自己紹介の4つのポイント

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【自己紹介≠自己PR】就活面接での自己紹介の4つのポイント

面接

緊張極まる就活の面接。多くの場合、面接官の「それでは自己紹介をお願いします」の一言から始まります。
いいスタートを切るため、就活における自己紹介のポイントをしっかりおさえておきましょう。

 

■なぜ、自己紹介を求められるのか?

就活の面接は、まず自己紹介から始まります。それも「短く話してください」といわれるのが一般的です。履歴書やエントリーシートを提出してあるのに、なぜ自己紹介が必要なのでしょうか。

■どんな人なのか全体的な印象をつかもうとしている。

企業側は、就活面接を進めるにあたり、まずあなたがどんなひとなのか全体的な印象をつかもうとしています。話し方や雰囲気などから、面接官の中にあなたの第一印象ができあがります。

■自己紹介の場をどう活用すればよいか。

では学生側は、この自己紹介の場をどう活用すればよいでしょうか。自分の人となりを知ってもらうと同時に、質問して欲しい(話したい)と思う話題のきっかけをつくるための場と考えてください。面接の最初は自己紹介の内容を中心に展開していくことが多いため、そこで自分に有利な流れに持っていくのです。「よい印象を持ってもらう」、「興味をもってもらう」、「面接の流れを話しやすい方向に持っていく」ための戦略。この三つの点に気を付けて自己紹介を考えましょう。

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■「自己紹介」≠「自己PR」

就活生が最もやりがちなミスが、自己紹介の場で自己PRをしてしまうことです。それでは、面接官の問いかけに対してキャッチボールができていない回答になり、良い印象を残せません。

違いが分かりにくいと思いますが、自分の気質や性格について(協調性がある、真面目なetc…)の文言は、全て自己PRになってしまうと考えましょう。それらは、個別の自己PRや長所・短所に関する質問で答えるべきものです。

■自己紹介では何を話せばよいのか。

では就活での自己紹介は何を話すのか?自分のしてきたこと・していること(○○大会出場、表彰経験etc…)を、認識のズレが発生しないよう客観的に証明できる形で面接官に伝えましょう。客観的に証明できる形なので「多く」や「たくさん」といった形容詞はNGです(何かを3回やれば多いと考える人もいれば、5回でも少ないと考える人もいる)。

「3年間」や「10回以上」など、具体的な数字で説明するようにしてください。

自己PRしたい内容は、その話したエピソードの向こう側に透けて見せるくらいの気持ちで臨むのがベストな形です。

1.自己紹介は、簡潔にわかりやすく、が基本!

一番気を付けたいことは、自己紹介の場で長々と自分のことを語らないこと。自己紹介をといわれたら、氏名、出身校、学部、専攻(専門分野)などの基本項目+αと考えてください。

就活においては、相手の求めていることを的確に把握し、簡潔にまとめるコミュニケーション能力も重視されます。また「+α」の部分には自分のアピールしたいことを盛り込みますが、これも簡潔に。相手に興味をもたせ、面接で質問させるきっかけを作ることが目的だからです。これはあくまで自己紹介であって就活面接はこれからなのですから、ここで全部詳しく話してしまわないように。

後で話すタイミングは必ずあります。面接のスタート時点は緊張して焦りがちですが、人事の心をつかむためにも落ち着いてハキハキ簡潔に話すようにこころがけましょう。自分のことを一言で表すキャッチコピーを考えておくのもいいでしょう。

2.+αの部分の内容は?

自己紹介は基本事項+α。就活で他の人と差をつけるためにはこの+αの部分で何を話すかが重要になってきます。自己紹介といえどもここは面接の場なのですから、ここでは自分をアピールする内容を話します。

短い時間の中で効果的に印象づけるために、自分の経験の中でもメインとなる話題をひとつ決めてください。就活における自己紹介とは、あなたの一番いいところを見せる場なのです。またあまりに過去の話は強い印象を与えられません。やはり大学時代くらいの近いエピソードが面接官にイメージされやすいでしょう。話せるような経験がない、という人は「これに関する知識なら誰にも負けない」というようなことなどないでしょうか。

そういう自分を印象づけられそうな話題があれば、それについて話してください。うまく自分に興味をもってもらえそうなエピソードをひとつ決め、それについて簡潔にまとめて話すのです。短くするためといって抽象的な言葉ばかりが並んだ具体性のない話にならないように、という点にも気を付けて。「その話、もうすこし聞かせて」という展開になったら成功です!

3.バイキングでなくコース料理のイメージで

それでは、自己紹介の中で、自分のやってきたことをどのように伝えればいいのでしょうか。キーワードは、「コース料理」です。

就活はアピールの場ですから、自分の良い点をたくさん伝えたくなるものです。「あれもこれも、ついでにあの経験も…」と、できるだけたくさんエピソードを入れたくなってしまうでしょう。でもそれは、バイキング料理を好きなだけ取ったお皿の状態です。

メインがどれなのかわからず、しかも面接という短い時間では、面接官はそれを全て食べきることができません。あなたが一番食べてほしいとお皿に乗せた料理(エピソード)が、面接官には魅力的に映らず、手を出されない可能性もあります。

なので、ここではコース料理のイメージで自己紹介を行いましょう。前菜(大学名・氏名)→メイン(本当に伝えたいエピソードを1~2点)→デザート(本日はよろしくお願いします)です。

こうすることで、面接官へ一番伝えたいことを必ず届けることができます。もちろん冒頭に触れたように、そのエピソードから、自分のPRポイントが透けて見えることがベストです。

なお、就活での自己紹介の持ち時間は30秒程度が良いとされています。文字数にしておよそ150字以内なので、参考にしてください。

4.昔話で練習しよう!

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ここまでの説明を読んで、「言うのは簡単だけど、具体的にはなかなかイメージしにくい」そう思っている就活生も多いのではないでしょうか。そんな人には、ぜひ昔話を使った練習をお勧めします。

やり方は簡単、自分が昔話の主人公になったと思って自己PRするだけです。

例えば、桃太郎を例にとると…

 

<自分のPRポイントを行動力に設定した場合>

「○○村の桃太郎です。困っている村を助けようと、これまで鬼退治に従事していました。自らで武器や防具を準備し、船を操って鬼が島まで向かい、10匹の鬼を成敗した実績があります。本日はよろしくお願いします。」

 

<自分のPRポイントを協調性・リーダーシップに設定した場合>

「○○村の桃太郎です。困っている村を助けようと、これまで鬼退治に従事していました。道中で志を同じくする犬・雉・猿と出会いチームを結成し、お互いの力を最大限発揮できるよう協力したことで10匹の鬼を成敗した実績を残すことができました。本日はよろしくお願いします。」

 

簡単ですが、このような感じになるのではないでしょうか。

 

この方法の利点は、自分のことではないので客観的に評価ができる点と、周りの人も同じストーリーを知っているため、外部の評価も受けることができる点です。

もちろん、昔話にこだわる必要は全くないので、小説や映画の主人公などで練習してもOKです。

 

■スタートだからこそ大切に

就活における自己紹介の注意点や練習方法を説明してきましたが、いかがだったでしょうか。正直なところ、自己紹介は面接の中では導入部分にすぎず、そこで合否が決まるということはないと思います。

しかし、面接のスタートをスムーズに切れると、面接官の心証が良くなるだけでなく、自分自身の心も軽くなって、そのあとのやりとりにいい影響を与えることができます。

ただの自己紹介と侮ることなく、ぜひ時間を取って練習してみましょう。

就活の自己紹介で重要なことは、必要最小限のことを端的にまとめて話すこと。うまくまとめられた自己紹介は、それだけで好感度があがります。また自分の話したいことをこの時点で盛り込んでおくことで、面接自体を学生側に有利に導くこともできるのです。十分準備した話題についての質問ならば、落ち着いて答えられますし話しやすいですね。面接はまだ始まったばかり。第一歩の自己紹介で、まず他の学生とぐんと差をつけておきたいものです。わかりやすくものごとを整理する能力もみられていますから、ここは頑張ってすっきりとわかりやすい自己紹介を作ってみてください。さあ、面接のスタートです!