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人によって違う!?内定が獲得できるエントリー数とは?

就活生へのアドバイスAdvice

人によって違う!?内定が獲得できるエントリー数とは?

アドバイス

就活生のエントリー数は受ける職種、業界、文理によって大きく異なります。今回は就活生のエントリー数についてまとめ、どれくらいにエントリー数がいいのか、考えます。

目次

■エントリーで得られるメリット
■エントリーの数は?何社くらいエントリーすればよいの?
■エントリーの時期
■周りに合わせなくて良い

■エントリーで得られるメリット

就活ではよくエントリーという言葉を聞きます。そもそも、このエントリーにはどのような意味があるのでしょうか。就活経験者である筆者がエントリーすることは何をすることか、またエントリー後、どのようになるか説明します。

■就活生がその企業の情報を優先的に得られる

企業の個別説明会の案内などはエントリーしている就活生にのみマイページを通して送られることがよくあります。このような説明会は企業のサイトに載っているケースは少ないです。またエントリーしている就活生に対し、メールで企業のメールマガジンを送ることもあり、このメールを通して、企業をさらに知ることができたという話もあります。パナソニックがそのようなメールをよく配信していたと聞いています。

もちろん企業は採用ページを通して、社員紹介や企業紹介を念入りに行っています。一方、エントリーしている就活生はその企業になんらかのかたちで興味を持っているため、それに合わせた情報が優先的に得られます。そのような情報を得るには、エントリーが必須ですね。

■企業と就活生がつながること

企業がエントリーしている就活生を見て、学歴に応じて特別な選考ルートに乗せることがあるみたいです。私の時期の場合、このようなルートは総合電機メーカー(日立製作所、パナソニックなど)でよくありました

エントリーしている就活生に対して、各大学のリクルーターさん(採用活動をお手伝いしている社員さん)がアポを取り、近くのカフェで面談(=面接)を行い、リクルーターが良いと判断したら特別選考ルートに乗せます。

またエントリーしている就活生を大学別に振り分けて、学内の特別な説明会に誘うこともあるみたいです。この説明会参加により、就活生にリクルーターさんが付いて、エントリーシートの指導などをお願いすることができます。

このようにエントリーがきっかけでこれだけ企業と就活生がつながりを持つのです。

■エントリーの数は?何社くらいエントリーすればよいの?

就活生のエントリー数は受ける職種、業界、文理によって大きく異なります。今回は就活生のエントリー数についてまとめ、どれくらいにエントリー数がいいのか、考えます。

■50社程度のエントリー数

理系学生(学部卒)や文系学生の多くがこの数、またはそれ以上エントリーするでしょう。理系学生や文系学部の学生では、学部の専門とあったところに就職するとは限りません。経済学部を出ても人事部配属がありますし、営業学部は大学にないですよね。そのため、職種が定まっていないため、多くの企業にエントリーするでしょう。自分のやりたいことや自分の考えにマッチする企業に会うため、50社程度のエントリーをすることが求められると考えられます。

また業界を絞らない就活でもこの程度のエントリーになります。海外営業志望で、それが叶うならどこでもいいという考えのもと就活する人が例でしょう。

エントリーの数は多いですが、さまざまな情報を得る機会であるため、50社程度のエントリー数はこのケースの就活で必須だと考えられます。

■20-30社のエントリー

理系修士や業界や職種を絞っている文系学生に多いエントリー数です。企業研究の対象が多すぎないため、20-30社のエントリーで内々定を取って満足のいく就活にする人は多い印象を筆者は持っています。

このケースだと、就きたい職種や志望する業界が明確な場合が多いです。理系だと専門分野により、ある程度業界や職種が絞られますし、経理などに興味がある経済学部系の学生なら20-30社のエントリーで十分でしょう。

周りでは50社程度エントリーしている中、「20-30社のエントリーでいいのか?」疑問に思う就活生が多いみたいです。20-30社であっても、会社を見るとなると結構な労力になります。また20-30社に絞っているため、1社あたりの分析が深くなり、効率良く就活できている印象を筆者は持ちました。(一方70~100エントリーしている就活生の多くは1社の分析が深まらず終わってしまいます。)

その点では、20-30社のエントリーだと、バランスが取れているかもしれません。

■5-10社のエントリー

これは文系学生の一部や学校推薦をメインに進める理系学生に多いエントリー数です。

理系の学校推薦だと、企業によりますが、自由応募よりは高い内々定率です。10年前と比べると、学校推薦でも選考で落ちるようになってきています。しかし未だに企業によっては、学校推薦取得で100%内々定というところが存在します。そのため、理系で学校推薦メインの学生でも数社は自由応募でエントリーすることがあります。これは保険として考えているに過ぎません。

また文系学生だとこの場合、大変少ないですが「インターンでベンチャーから内々定を持っている人」の場合が多いです。第一志望群しか受けないと考えている就活生だとこの程度のエントリー数になるという話です。

■エントリーの時期

17卒では6月から選考開始と経団連から発表されました。2年連続で選考開始時期が変更されてしましまい、エントリーにも影響がでるでしょう。エントリーの時期について、17卒を基本に説明します。

■3月-4月にかけたエントリー

3月の解禁日と同時に、インターンなどで気になっていた企業へのエントリーが集中します。その後3月では学内企業説明会が各大学にて行われます。この時期こそ、一番はじめのエントリー時期になるでしょう。

学内説明会では各企業が説明し、最後にアンケートが配られます。この時のエントリーできるよう個人情報を記載する欄ができています。これは大変便利であるため、結果多くの企業へエントリーすることになりました。また学内説明会が終わると、会社別の説明会が各地で行われ、この時にエントリーできることが多数です。

このように3-4月の説明会が連日行われることで、エントリーが集中します。説明会の解禁日が3月であることは変わらない予定なので、このように3月-4月にかけたエントリーが一番はじめに集中することは変わりないでしょう。

■選考解禁前にかけたエントリー

5月の下旬あたりになるでしょう。16卒の場合もそうですが、経団連基準の選考開始前にもエントリーが増える印象を周りの行動から感じます。理由は簡単です。経団連基準の前から選考が行われ、自分の持ち駒の減少を知るからです。

みなさんもわかっていると思いますが、多くの企業は選考解禁前に「面談、質問会、交流会」などと名を変えた面接が行われます。この選考の結果を選考解禁前に知ることがだいたいできます。そのため、選考解禁前から、自分の今の持ち駒となる企業の選考状況がわかるのです。

選考解禁前になればなるほどこのような選考が増えるため持ち駒の減少を目の当たりにすることができます。その結果、志望企業を広げる傾向になるため、この時期にエントリーがさらに増加します。

■選考解禁後にかけたエントリー

選考解禁後になると多くの企業が就活生に内々定を出します。一方、同時に複数の内々定を貰った就活生は内々定を辞退します。そのため、予定の採用数に達しなかった企業はここで二次募集の案内を出します。こここそ、エントリー時期の一つにあたります。

選考解禁後に内々定をとって終わる人もいれば、内々定を取っても納得がいかないから就活を継続する学生が一定数います。その人たちが新たにエントリーし始める時期でもあります。

解禁後であっても、多くの有名企業が二次募集を行う傾向にあります。この時期のエントリーするには情報を集めることが必須です。この時期でも企業の採用ページを頻繁に見ておくことが求めあられるでしょう。

■周りに合わせなくて良い

就活生のエントリー数について、周りと違うことで不安に思う人が多いみたいです。しかし、同じ就活生でも「受験企業数で勝負するか」「夏のインターン結果を使うか」「公務員と併願するか」で状況はさまざまです。

自分にあったエントリー数で取り組みましょう。