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【場面別】「オワハラ」にあってしまったらどうする?【最終面接・内定辞退etc…】

就活生へのアドバイスAdvice

【場面別】「オワハラ」にあってしまったらどうする?【最終面接・内定辞退etc…】

アドバイス

「オワハラ」という言葉を、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

内々定先の企業から「うちの内定を断らないという誠意表現として、就活を終えることを誓約しなさい」という「就活を終われと迫る」ハラスメントの総称です。
ここでは、「最終面接時」「最終面接後」「内定辞退時」にオワハラにあった場合、それぞれどのように対処すればいいかご紹介します。

目次

・最終面接の場でオワハラにあった場合
・最終面接後にオワハラにあった場合
・内定辞退時にオワハラにあった場合
・まとめ

最終面接の場でオワハラにあった場合

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最終面接の場ではよく、以下のようなオワハラが行われることが多いです。

(例)
・受けている全ての企業へ「その場で」電話させ、「次回以降の選考をご遠慮します」と言えば内々定を出すと迫る
・「その場で」内々定承諾書を書かせる

その際には、
「キミを高く評価しているから、ぜひ入社して欲しい」、
「キミみたいな人を雇ってあげようとしているのだから、他社には行かないことが懸命だ」
というような、就活生を褒めたり、けなしたりする言い回しがよく使われます。

まず、オワハラを行う会社は全て、ブラック企業だと認識しましょう。
その上であなたが本当に行きたいと思う企業ならば、受けている会社の中で一番志望度が低い会社のみに、その場で電話することもアリだと思います。(オワハラを行う企業に入社しても本当に良いのか、必ず自問して欲しいですが・・・)
ただし、それまでの面接で受けている企業名全てを伝えてしまっているのなら、この方法は使えません。

内々定承諾書(内定承諾書も含む)は、法的拘束力がないと考える司法判断が大多数です。内定辞退も可能だという観点から第一希望群の企業でしたら書いても構わないと思います。(くどいようですが、オワハラを行う企業に入社しても本当に良いのか、自問してください・・・)

最終面接後にオワハラにあった場合

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最終面接以外で散見されるオワハラは、「拘束」です。

・毎日のように研修や面接という名のもとに呼び出す「日程的拘束」
・リクルーターなどあなたと親しくなった社員が人情につけこむ「精神的拘束」
・社員OBOGなど複数人が飲み会に誘う「強迫観念拘束」
・文系の自由応募であるにもかかわらず、大学の推薦状を近日中に提出するように求める 「第三者を含む拘束」
などがあります。

研修などで何度も一緒になると、未来の同期にも情を感じ「私だけここから抜けて(内定を辞退して)も良いのだろうか」と悩みますし、採用試験にて親しくなった社員から「あなたを推薦したオレの顔を、つぶさないでくれ」と言われてしまうと、恩義を感じてしまうかもしれません。しかし、優しいあなたにお伝えしたいのは、厳しい言葉ですが「会社に」あなたの代わりはいるという現実です。
家族や友人関係というプライベートでは、あなたの代わりはいません。自分の気持ちを大切に意思を強くもちましょう。
研修も飲み会も全て欠席にすると目立ちますので、人事から日に何度も連絡してくる可能性も考えられます。適度に出席しておくことも悪くはないと思います。

大学の推薦状提出ですが、「断れば来年以降キミの大学からは採用しない」と言われてしまうと責任を感じてしまうと思います。このような書類関係の問題は、全て大学のキャリアセンターに報告しましょう。大学側に事実を知らせて一任することが良いと思います。

内定辞退時にオワハラにあった場合

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最後に内定や内々定辞退でのオワハラです。

・辞退報告時、罵声を浴びせ恐怖を感じさせる
・辞退報告時、法律用語を持ち出し裁判になる可能性を感じさせる

これらはもちろん違法行為です。
あなたの言動不一致について返答を求められた場合は、「オワハラを迫られたあの時点では御社が第一希望だったが、その後ご縁があった」と伝えるのが最善かと思います。
それでも企業が引き下がらなければ、「第一希望だった御社からオワハラをされて、考えが変わった」と言うこともできます。

就活をやめますと言っても、就活は続けて構いません。就活の継続は、自由です。
懇親会や内定者研修会に出席しているからといって、入社する義務はありません。
内々定承諾書を提出したからといって、不履行で訴えられることもまずありません。

まとめ

オワハラを行う企業は、人員不足で求める人材になかなか出会えず苦労しています。企業側の状況も察し、「辞退は法的にも問題ないし~」という軽い態度で臨むことは避けて下さい。
時間もお金も使って、あなたに白羽の矢が立ったのです。辞退するにしても礼儀を尽くして、辞退しましょう。