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就活しない選択肢はアリか

就活生へのアドバイスAdvice

就活しない選択肢はアリか

アドバイス

 

就職活動に、体力と知力と人生を賭けて社会人になったところでどうなのか、という疑問を抱くのは不思議なことではありません。しかし、就活をするかしないかは、あなたの人生の入口をどこにするかという問題。

目次

就活しないとしたら、何が待ち受けているのか
就活しないという選択肢の先にあるもの
就活しないメリットとデメリット
働くことは「人の役に立つこと」です。

就活しないとしたら、何が待ち受けているのか

就活しないということが、就職しない、ということではありませんね。しかし、就活しないことが就職しないこと、と考える人もいるでしょう。ですから、まず、そのことについてお話しましょう。

たとえば、就活したくない理由が、

・入りたい会社がない。

・上司ぺこぺこしたくない。

・時間に束縛されたくない。

だとします。理由は、いくらでも考えられます。

 

「入りたいと思う会社がない」、という場合は2つの理由が考えられます。一つは、「自分が何をやりたいかがわからない」。こういう場合の解決法は「自己分析」をしっかりやることです。入りたいと思う会社がないもう一つの考えられる理由は「どの企業を見ても欠点が見える」というもの。

しかし、欠点やマイナス要素のない企業はありません。完璧な人間がいないように、その人間が作る企業が完璧であるはずがありません。違法性があったり、ブラックであったりというのは論外ですが。

 

「上司にぺこぺこしたくない」という人は、ただの「世間知らず」といわれかねません。世の中というものは、挨拶と感謝が欠かせないものなのです。たとえば、ほとんどの会社でビジネス電話での第一声は「いつもお世話になっております」のはず。学生にとっては、それまで口にしたことのない言い回しですから、最初は照れくさくて、なかなか口にできないものです。

しかし、この感謝のことばが、たとえ商習慣にすぎないとしても、連綿と続いていることは無視できません。どんなビジネスも一人では完結できないのです。誰かの協力や好意がなければ、ビジネスは動きません。

企業に所属すると、人事の評価というものが行なわれます。そうした評価では、腰が低く、快活、素直、謙虚な人は好感度が高く「仕事ができるヤツ」と評価されます。つまり、ビジネスマンとして認められるということです。この現実は無視できません。

 

「時間に束縛されたくない」という人は、時間の使い方を知らない人です。24時間すべて自分の自由になったとして、何をするのでしょうか。お金がなければ、食事もできません。ほしいものも買えません。時間に束縛されない状態で、初任給ほどのお金が稼げて、ボーナスのような臨時収入もあり、毎年、収入が増えていく、というのであれば、自由な時間のある生活を謳歌するのがいいでしょう。

 

就活はしないけれども、仕事はするという場合、どんなケースが考えられるのでしょうか。

 

 

就活しないという選択肢の先にあるもの

就活をしなくても、進む道がいくつかあります。

・大学院へ進学する。

同じ大学という場合もありますが、他校という方法も。海外の場合は私費留学となりますから、奨学金などの支援制度を活用する必要があるでしょう。

・長期インターンに応募する

国内のインターンシップで、ビジネス現場を知るという方法があります。海外のインターンシップもありますが、まずは国内で体験してから海外に行く、というのが安全です

・ブロガー、アフィリエイターをめざす

自分のウェブサイトを立ち上げ、ブログで情報の発信などを行ない、出版や商品販売を行なうというスタイルです。同様に、商品やサービスを紹介し、そこから商品購入に至れば、商品代金の何十分の一かが収益になるアフィリエイターと呼ばれる人たちも増えています。

・就農する

農水省では農業を始めたいという人をバックアップしています、就農前の研修期間(2年以内)の所得を確保する給付金を給付してくれ、就農直後も給付金がもらえます。

・漁師になる

全国漁業就業者確保育成センターという組織があります。ここでは、全国での募集を公開。

 ・林業に就く

林業に携わるための支援や相談窓口が各都道府県にあります。全国森林組合連合会では厚生労働省の委託による林業就業支援事業、林野庁の補助なども用意されています。

 ・地域おこし協力隊隊員になる

総務省がバックアップしている「地域おこし協力隊」。1~3年の間を地域で生活しながら、地域活性化に取り組む活動です。

・起業する

絶対の自信があるならば、会社を始める、という方法も。ただし、全国で毎年1万件以上が倒産しています。創業された企業のうち、1年以内に60%、5年以内に80%が倒産する、といわれています。

 

就活しないメリットとデメリット

就活しないことのデメリットは、現在の新卒一括採用という流れから外れる、ということです。就活のタイミングで内定を獲得して、就職をする、という流れに乗るのが一般的ですが、その一般的な流れに乗らないということは、普通のコースから外れるということ。新卒一括採用というチャンスは、あなたにとっても一度きり。そのチャンスを活かさないのはデメリットです。というのも、もう一度、その流れに乗ろうと思ってもなかなか乗れないという現実があるからです。

就活をしないメリットは、就活をしないという決断によって、それ以上に価値ある選択肢をもつことで、自分に自信が持てるということでしょう。もちろん、そこから一生の仕事を見つけることも可能です。

就活しないで働く方法はさまざま。就職の形はいろいろです。

しかし、特別な思いや決意がないかぎり、まずは流れに乗って、就職を経験することをおすすめします。就活をせず、就職もしないという選択の未来は、「働く」ということを放棄することになりかねません。しかし、働かなければ、基本的には健全な生活ができないでしょう。

あなたの人生は、始まったばかりです。まだ、一生の入口に立ったにすぎません。しかし、大事な一歩でもあります。後悔しない一歩を選べるようにしてください。

 

働くことは「人の役に立つこと」です。

就活しない理由をはっきりさせると、就活にこだわる必要はないのかもしれません。ただし、就活しない選択をするということは、就職への一般的なルートから外れるということです。新卒の就活は一度しかないチャンス。そのチャンスを放棄するのであれば、それに足るあなたの選択肢を大切にしましょう。

就活しなくても、働く道はたくさんあります。それを大切にしましょう。そして、働くことは、金銭的な安定を得るだけでなく、何かしら人の役に立っているということを知ってください。就活しないという選択肢はアリですが、働かないという選択肢は選ばない方が得策です。