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【日本人学生向け】英語面接における自己紹介のやり方(例文付き)

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【日本人学生向け】英語面接における自己紹介のやり方(例文付き)

面接

就活で増加傾向にある英語面接。これには外資系企業の場合、上司が外国人であることを想定して就活生の英語力を確認する意味があります。また公用語を英語とする企業では、同僚との会話に支障が出ないか、確認する意図があると推測されます。英語面接でほとんどあるのが自己紹介。日本語面接でよくある「1分程度の自己紹介」は、英語面接でもよくあります。ここでは、英語面接の自己紹介で抑えるべきポイントを紹介します。

目次

1.内容は日本語を訳したものでOK
2.簡単な英単語を使う
3.ゆっくり話す
4.発音は強弱をはっきりと
・英語面接、自己紹介のポイントでした

1.内容は日本語を訳したものでOK

 

多くの就活生は日本語で自己紹介のテンプレートを作成しているでしょう。英語での自己紹介は、そのテンプレートを英語にするのみでほぼ対応可能といえます。

日本語の自己紹介では「名前、学生時代頑張ったことを中心とした自分の特徴」を説明するケースと「名前、自分の歴史を話すことで自分の特徴」を話すケースがあります。英語面接においてこの2パターンの英語訳を作ることがまず必須です。完成したら、テンプレートを読み上げて、所要時間を測りましょう。慣れない言語を使うことから、日本語版の自己紹介より長めになる可能性が高いため、少々内容を削るなどの対応が求められます。1分程度におさまれば、面接本番は問題ありません。

(例)

My name is Taro Yamada. I’m from ○○ University. My major is gender study and I’m writing a graduation thesis about discrimination against women in Japan.

I like playing tennis on Sundays. This is because I’m playing tennis for ten years, but I belong to a football club in the university.

I put effort into the activity of the football club in my university days. Before I joined the club, I’ve never played football seriously. So, I practiced five days a week to be a member of official matches.In my second year of the university, I finally became the member of official matches, and I took part in the matches as goalkeeper thirty times for two years.In my third year, I became sub-leader of the club, and held a camp for club members who had no experience of football.

Thank you for listing. That’s all.

(訳)

私は山田太郎です。○○大学出身です。大学ではジェンダー学を専攻しており、現在日本の女性差別に関する論文を書いています。

私の趣味は、日曜日にテニスをすることです。これは、私が10年間テニスをしていたからです。しかし、大学ではサッカーサークルに所属していました。

学生時代はこのサッカーサークルの活動に力を入れて取り組みました。サークルに入る前は、本格的にサッカーをやったことはありませんでした。よって、公式戦のメンバーに選ばれるために1週間に5日練習をしました。2年生のとき、ついに公式戦のメンバーになり、2年間で30回ゴールキーパーとして出場しました。3年生のときは、サークルの副幹事になり、初心者のために合宿を企画しました。

ご静聴ありがとうございます。以上です。

2.簡単な英単語を使う

 

これは自己紹介の翻訳を作成する段階から気を付けてほしいところです。辞書にある良く知らない難しい単語は避け、できる限り簡単な単語を使うことを心掛けましょう。理由は簡単です。英語面接において面接官は難しい単語を駆使できるかどうかを見ていません。面接官に伝わるかどうかを見ているだけであるからです。新卒採用なので、ビジネス英語などを駆使できると面接官が期待していません。ましてや日本のように英会話教育が遅れている国ならなおさらです。そのため自己紹介は簡単な英単語を使うようにしましょう。基準として、中学英語を中心として、必要に応じて高校英語を使う印象です。必要な場合のみ高校英語を使うという感覚で十分です。これは難しい印象ですが、新卒就活程度なら中学英語で話したいことの多くのことがカバーできると考えられます。

3.ゆっくり話す

英語面接で、一番気を付けてほしい点です。ゆっくり話すことを心掛けてください。面接官は就活生が英語面接をむかえるにあたって、流暢さをみているわけではありません。まずは内容が面接官に伝わるか、その点を中心にみているだけであるからです。英語面接を行う意義とは、「上司や同僚が外国人で公用語が英語でも対応できそうか」という点を判断するにすぎません。そのため流暢さがあることにこしたことはありません。しかし、必須なことは「伝わるかどうか」その点に尽きます。上司や同僚も英語を第二外国語として駆使する場合が多く、お互い第二外国語同士でも伝わるかどうかが必須です。また英語面接でも面接官が日本人の場合も多く(例:16卒,BOSCHディーゼル部門営業、最終面接)、その日本人面接官に内容が伝わることが求められます。ゆっくり話すことが重要な点だといえるでしょう。

4.発音は強弱をはっきりと

日本語の場合でも、何か伝える際、接続詞などを強めに発音します。英語面接でも取り組みは同様です。But、動詞など、自分が一番伝えたい箇所を強調することで、メリハリのある自己紹介にしましょう。淡々と自己紹介しているだけでは、英語面接において面接官が飽きてしまいます。

例 ※黒字が強調部分

I’m playing tennis for ten years.

(私はテニスを十年間やっています。)

→やっているスポーツがサッカーでも野球でもなくテニスだということを伝えたい場合はtennisを強調。

I’m playing tennis for ten years.

(私はテニスを十年間やっています。)

→テニスを長い間やっていることを伝えたい場合はfor ten yearsを強調。

I played tennis for long years, but I belong to football club in the university.

(私はテニスを長い間やっていました、大学ではサッカークラブに所属しています。)

→テニスを長期間やっていたのにも関わらずサッカーをするという意外性を伝えるためにbutを強調。

 

この強弱とは難しいものです。自己紹介でどこを強く発音するのか、その基準はあいまいとしています。そのため、まずは以下の本を読んでみてはいかがでしょうか?

『話し方入門』D..カーネギー

 この本は最近文庫本も出ています。長い間に本でも読まれているロングセラーの本です。この本ではスピーチを中心とした話し方全般について述べられています。そのなかで強弱のつけ方についても説明がされており、ぜひ読んでほしいです。大学では教えてくれない内容が満載です。またスピーチ全般の内容であるため、プレゼン対策にもなり、就活後にも役立つ、応用が効く本です。筆者自身、この本が英語面接などの就活の時だけでなく、卒論のプレゼンでも役立ちました。

英語面接、自己紹介のポイントでした

 

英語面接は、十分な対策をした上で臨めば問題ありません。何より重要なのが日本語での面接準備がある程度できていることです。この対策は英語のことを意識せずに取り組んで問題ないでしょう。外資系企業を中心に採用されつつある英語面接ですが、これから日系企業でも就活生の能力差を見るうえで英語面接が普及するのではと考えられます。以上の理由から、日本語での面接対策がある程度できた段階で英語面接の自己紹介対策を進めるのはいかがでしょうか?