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【日銀志望者必見】日銀の役割・業務内容・好まれる人材像とは

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【日銀志望者必見】日銀の役割・業務内容・好まれる人材像とは

企業研究

日本銀行(日銀)に就職したい方向けに日銀の情報を網羅しました。
かつて日銀で勤務していた筆者が、日銀の役割、業務内容、そして好まれる人材についてご紹介します。

目次

■そもそも日本銀行とは
■日本銀行の組織
■日本銀行の業務内容
■日本銀行の職種について
■日本銀行の福利厚生は?
■日本銀行ではどのような人物が好まれるのか

そもそも日本銀行とは?

 

日本銀行は銀行のための銀行。そして、政府との協力関係において金融業界における様々な指針や方針を決定し施行していく機関である。と、学校の授業・講義で学ばれた記憶がある方が多いと思います。実際に、日本銀行は皆さんが利用している銀行が、銀行業務を円滑かつ安定し、行うための業務を軸にしながら、様々な業務を行っています。
その最大の目的と使命は「物価の安定」と「金融システムの安定」です。
日本銀行は、株式会社ではなく「日本銀行法」という特別法によって認可された認可法人として位置づけられてますが、半官半民機関であると認識されています。

日本銀行の組織

総裁・副総裁(2名)・審議委員(6人)・幹事(3人以内)・理事(6人以内)・参与(不定数)の役員がいます。最高意思決定機関として「政策委員会」があり、この機関は総裁、副総裁、審議委員によって構成され、この機関において、様々な政策における決定がなされます。
東京の日本橋室町の本店をはじめ、各地域に32支店・14事務所、海外にも7事務所を配しています。また、本店管轄下に府中の電算センター、本店隣接地に貨幣博物館も運営しています。

日本銀行の業務内容

固いお話が続きましたが、日本銀行で働いている人達はどのような業務があり、どのように働いているのかについて、簡単にお話していきたいと思います。
日本銀行は、先にお話しました、最高意思決定機関である政策委員会をはじめ、各支店長が各地域ごとの金融情勢についての報告等を兼ねた支店長会議等の運営を支えながら金融政策の運営を支える局、銀行の検査を行う局、国際業務を行う局、前出の銀行のと言われるべく金融機関からの当座預金に関わる決済システムと国債決済システムを行う局、銀行券の発行・流通・管理を行う局、また、金融や経済に関する調査・研究・、統計の作成・公表・整備・対外説明・広報など様々な業務に携わる局が存在します。
(詳細については公式HPをご参照ください)

日本銀行の職種について

採用については、総合職・分野別特定職・専門別特定職・一般職の採用があります。
分野別特定職は、支店採用にて本店移動は稀にありますが特定局のみになります。また、出向等もありますが関係先の特定分野のみになります。専門別特定職は法律・経済・語学・SE等の分野に特化した業務内容に集中します。基本的に本店採用、勤務になりますが、配属は専門業務に特定されています。修士や博士を有している人材が多く採用されますが経歴も重視されますので、有さずとも可能です。
総合職は、本店採用にて、1年間弱の支店勤務を若手行員期に配されますが、その後の支店勤務は基本的に役職付き移動配属になることが多いです。
一般職は、基本的に採用店内の配属移動はありますが、転勤は行われません。支店採用は例年、非常に少数です。応募人数が多数の際は、筆記試験等の実施もあるとされてますが、稀で、基本的に面接と学業成績重視の傾向になります。一部、学校推薦制度によって採用を行われていますが非常に少数です。一般職で内々定を受けた際は、学校推薦をもらいます。
海外事務所においては、事務所長・副所長(在籍なしの所もあり)は、総合職の移動により配され、その他の職員は現地採用になります。
採用に関しては全職種、基本的にオープンです。総合職は、まず成績が大変重視されます。また、学閥主義が存在することも否定できないのが現実です。

日本銀行の福利厚生は?

福利厚生については、キャリアアップ支援等の制度、社宅・独身寮の提供も批判等により縮小傾向ではあるものの全般に充実しています。女性の就労に関しても、バックウップ体制を強化しています。海外大学院等への留学や研修制度もあり、内部選考後は自身で希望大学合格取得は要されますが、留学・研修期間のバックアップはもらえます。

日本銀行ではどのような人物が好まれるのか

各々の分野において求められるものが異なることは否めませんが、総じて自分自身の個性を自覚し大切にしている人かどうか。かつ、非常に常識的な感覚があり、行動が伴うか、という点をポイントに置かれ、面接重視の傾向の採用を行っています。
(成績・ES等の選考後)個人差はありますが、感情のアップダウンが激しくない方が適してると言われます。公にできない内容に触れる場面も多々ありますので、秘密保持の認識を常時保てる人物かどうかを主に見られると考えて良いと思います。一見独特な雰囲気で見られ、華やかな面を期待される方もいるようですが、基本的に研究やデータ分析等地道な業務が9割で支えられている職場環境です。当たり前のことを、コツコツと積み上がることができる方が適している、というのが全職種に共通していることでしょう。
語学に関してはできるに越したことはありませんが、それを補う要素があれば問題ありません。まずはOG・OB訪問を通して、何人かの先輩たちに直接お会いしてみてください。先輩によっては銀行内にて会ってくださる場合もあります。直接、空気感や行員の方の雰囲気を感じてみることは重要です。その段階から、銀行の門に入門する可能性は開かれますので。