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性格別!グループディスカッションで向いている役割とそれぞれの対策

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性格別!グループディスカッションで向いている役割とそれぞれの対策

グループディスカッション

リーダー、書記、タイムキーパー、アイディアマンなど、グループディスカッション(GD)には様々な役割があります。自分はどんな役割でどんなことに気を付けてグループディスカッションに参加すればいいかを知るために、役割ごとの特徴や上手く議論に参加するためのアドバイスを紹介します。

目次

・自分が得意なポジションが適役
1.リーダー
2.影のリーダー
3.タイムキーパー
4.書記
5.アイディアマン
・注意!役割にこだわりすぎない

自分が得意なポジションが適役

グループディスカッションの鉄則は、無理して自分を偽らないことです。なぜなら、グループディスカッションで面接官が見ているポイントは、チームの議論に貢献することができたかどうか、というところだからです。よって、目立つリーダーポジションが有利そうだ、というだけの理由で、普段サポートポジションにいるような人が無理してリーダーを買って出る必要はありません。自分の特性をうまく生かすことができれば、書記やタイムキーパーをやる方が評価は高くなります。
それでは、グループディスカッションにはどのような役割があり、どのような人に向いているのか以下で見ていきましょう。

1.リーダー

リーダーの役割は、チームの議論を整理し、活性化させることです。これは、決して議論を自分が望むように仕切ることでありません。しかし、決断すべき場面で迷いが出た時は、リーダーが率先して決断するようにしましょう。

〇向いている人

気遣いができて、メンバーを引っ張っていける人

〇ポイント

・自分から自己紹介を始める
GDが始まる前に、同じグループのメンバーは顔を合わせて着席するはずです。そこですかさず、自分から自己紹介をして、周りに人にも順番に促していきましょう。グループ中の第一声を自分が発するだけで、その中でのリーダー性はぐっと高まります。また、GDは制限時間があるので、時間節約のためにもお勧めです。

・前提条件の明確化
GDの課題は前提条件が漠然としているものが多く、その前提の設定も課題の一つとされています。漠然とした状態のままディスカッションを進めてしまうと、議論が右往左往してしまいます。まず議題の中身を再確認し、前提条件を共通認識とする話のきっかけを作りましょう。

・否定をしない
GDを進めていくと、中にはどうしようもない意見が出てくることがあります。しかし、そんな時でも、否定形で対応するのはやめましょう。就活生同士、尊重し合うことが何より重要です。「○○だから、この意見の方がいいのではないか?」と常に前向きな提案をして、議論を収束させていきましょう。

2.影のリーダー

影のリーダーは、率先してチームを率いるリーダーを陰から支え、議論の円滑な進行に貢献します。あえて議論から一歩引くことで、議論がぶれてきたり、行き詰った時に軌道修正を図ります。上手に役割をこなすことができれば、評価の高いポジションになります。

〇向いている人

周りをまとめるのは得意ではないが、全体を見渡す広い視野を持っている人

〇ポイント

・役割の人に話を振る
影のリーダーは影に徹するべきで、そのためにはリーダーやその他の役割にきちんと役目を果たしてもらわなければいけません。要所要所で「じゃあリーダーに決めてもらいましょう」「時間はあとどれくらいかな?」と、役割を持つ人に話を振り、表舞台にあげていきましょう。人の役割を奪わないことも大事な協調性です

・理由をつける
誰かの意見に賛同するときも、次の議題へ移るときも、とにかく何かをするときは必ず理由をつけるようにしましょう。議論を理由がなく、「確かに」「それいいですね」とだけ発言していると、いてもいなくてもいい人になってしまいます。

3.タイムキーパー

時間を管理する役割となります。「○分までに意見を出し、○分まで意見をまとめ、最後の○分で意見をまとめましょう。」などと最初に率先して発言しましょう。タイムキーパーは発言のタイミングが多くあるため、比較的、簡単かつ目立ちやすいポジションといえると思います。しかし、残り時間を告げるだけの人になることは避け、議論に参加することも忘れないようにしましょう。

〇向いている人

発言が得意ではない人、先読みして行動するのが得意な人

〇ポイント

・議論の全体の時間の流れを決める
議論の一番初めに、全体の時間の流れを決めましょう。例えば、制限時間が30分の場合、最初は自由に意見を出し合い(5分)、次に出た意見を元に議論の焦点を絞っていき(10分)、絞った焦点で議論を深め(5分)、最後に発表のための準備をする(5分)、のように時間を配分しましょう。

・時間に余裕を持たせる
議論が時間内に終えることができるように、制限時間内にびっちり予定を組み込むのではなく、必ず5分ほど空白の時間(バッファ)を設けましょう。GDにおいて一番避けなければならないのは、議論がまとまらず、発表の準備の時間が十分にとれないことです。タイムキーパーはバッファの時間を議論が不十分なところに充てるようにして、準備の時間を最低5分は確保できるようにしましょう。

4.書記

議論の内容を紙にまとめる役割となります。「大きな模造紙を使用して発表しましょう。」などの課題が与えられている場合は、目立つことができるポジションです。一方、一般的なGDですと、みんなが発言をしている中、淡々とメモを取る役割になりがちです。要所、要所でみんなにメモを見せながら、いま出ている意見や議論の報告性を確認すると良いでしょう。発表の際によくまとまった発表ができるメモになることを意識しましょう。

〇向いている人

発言するのが得意ではない人、全体を俯瞰できる人

〇ポイント

・自分だけのメモにならないよう、要所、要所で確認をする
書記は、メンバーの議論を黙々とメモするだけの存在にならないように、しかるべきポイントで議論の流れを皆に確認しましょう。「先ほど〇〇さんは~と言いましたが、これは・・・ということですか?」「〇〇さんの発言は、△△さんの先ほどの意見に同意ということでいいですか?」というような具合です。上手く議論を要約することができると、主導権をもって議論に参加することもできます

・誰にでも分かりやすいメモを取る
書記のとったメモは、最後の発表の準備の際に、発表者に見せることになります。よって、発表者が見て分かりやすいようにメモを取るように心がけましょう。メモを取る時は、発言を一言一句書き取るのではなく、要点だけを抜き取るのを心がけましょう。大切なことは、後から見返して、議論がどのような道筋を辿って、どのような結論に達したか分かりやすくまとめられていることです。

5.アイディアマン

アイディアマンは、とにかくアイディアを出しまくる人です。グループディスカッションを成功させるためには、最初の段階で沢山のアイディアの出すことが大切です。多少の間違いは気にせずに積極的に議論に参加しましょう。

〇向いている人

論理的思考に自信がない人、発言するのが苦にならない人

〇ポイント

・人の意見を踏まえることを意識する
アイディアを沢山出してくれる人は、議論の進行に不可欠ですが、周りを鑑みずただ自分の意見を述べるだけでは、協調性のない議論クラッシャーになりかねません。よって周りの発言をちゃんとよく聞いているアピールをすることを忘れないようにしましょう。「〇〇さんは先ほど~とおっしゃられましたが、私は・・・だと思います」のように、他のメンバーの発言を踏まえて、自分のアイディアを述べられるといいでしょう。

 

注意!役割にこだわりすぎない

選考本番のグループディスカッションで、自分に適した役割を果たすことができるのに越したことはありません。しかし、実際には、自分がやろうと思っていたポジションを取られてしまったり、自分より適任者がいる場合もあります。そのようなときは、やろうと思っていたポジションにこだわりすぎず、柔軟に他のポジションを果たせるようにしましょう。メンバー内でポジション争いをすることは、協調性の点からマイナス評価されるので絶対に避けましょう。ポジションが被った時に慌てないように、事前に自分ができそうな役割を複数ピックアップしておくのもいいでしょう。
自分に適した役割で、チームに貢献し、グループディスカッション通過を目指しましょう。