できれば働きたくない学生が就活と向き合うためのヒント
- アドバイス
「できれば働きたくないんですけど…」様々な相談をしているうちに学生さんの口から思わず飛び出した超本音?
これを読んでいるあなたはどう思われますか?「わかる…」「えー、どうして?」「考えたこともなかった…」?
目次
1.面接官から「あなたはどうして就職活動しているの?」と聞かれたら?
「生きていくためにお金が必要だから」ですか?
「自分はなぜ働く?」という正解のない問いに向き合ってみよう。
「働いてみたいかも」と思えた時点から自分の表情がかわっているはず。
1.面接官から「あなたはどうして就職活動しているの?」と聞かれたら?
「生きていくためにお金が必要だから」ですか?
「どうして就職活動しているの?」あなたならどう答えますか?
実際に聞かれている場面を見たことがあります。
正解のない問いだからこそ、答える人の考えや価値観が現れるところ。
多くの人が「生きていくため」という答えをもっているでしょう。大多数の人の働く理由ではあります。
でも、それだけでは寂しい感じがしませんか?これでは就職活動も仕方なく取り組むようになってしまうかもしれません。
「自分はなぜ働く?」という正解のない問いに向き合ってみよう。
「働くこと」はどんなイメージですか?「できれば働きたくない」という方はマイナスイメージなのでしょうか。
「早く働きたい!」という方もいて、そういう方はプラスイメージなのでしょうか。
これまで出会った人や生きてきた環境の違いによって、「働くこと」について抱いているイメージも千差万別。
「働くこと」へのイメージが就活へのモチベーションを左右しそうです。
本格的に就活に入る前に(入ってからでも気づいた時に)「働くこと」へのプラスのイメージも加えておきたいところです。
「働いてみたいかも。」と思えた時点から自分の表情がかわっているはず。
「できれば働きたくないな。周りの大人みてるとそう思っちゃう」そういう方ほど周囲に相談してほしいです。
大学のキャリアセンター、民間の就活支援会社、行政の支援部門などをフル活用して、そこで働くキャリア支援者に「自分は働くことに対してこういうイメージしか持てていない。だから正直就活にも乗り気になれない。
働くことのポジティブな面をきかせてください」ってズバリきいてみてください。
真剣に話をしてくれるはずです。少しでも希望が見えたら気持ちも楽になり、就職活動へのモチベーションも変わりそうですよね。
2.月並みですが、内定はゴールではありません。
働くために生きるのではなくて、豊かに生きるために働く。
ワークとライフ、時間を過ごすのは同一人物の自分です。仕事は仕事で割り切るなんて本当のところはできないはず。
それなら、働く時間もいい時間にしたい。
「働かなきゃいけないから仕方なく働いている」「お金を稼ぐために仕方なくすごしている」ではもったいない。
仕事と生活、地続きの自分の人生をまるっと豊かにしたい。
豊かな自分の人生のために自分がやれること、やるべきことは?
「働くこと」にプラスのイメージがない方は、一度立ち止まって「なぜ働く?」を考えてみましょう。
思い込みで考えや行動が制限されてしまうことほどもったいないことはありません。
対話を通して考え方やものの見方を広げてみてほしいです。
プラスのイメージを加えたら、あとは自分自身がきげんよく働けそうな仕事を一生懸命探すだけ。
就活は早くからボチボチ考えはじめて行動することが吉
ひとりぼっちで考え込まないで人を頼ってみよう。
対話から気づくこともたくさんある!支援者はあなたの話にじっと耳を傾けます。
執筆:就活塾 キャリアアカデミー講師 光武明子
大手総合スーパーで15年勤務。店舗マネジメントを経験後、本社で人事業務に従事。多忙を極め自主退職。失業期間中のハローワーク相談をきっかけにキャリアコンサルタントとしての再出発を決意。現在、大学生の就活支援13年目。
就活塾 キャリアアカデミーは、就活生一人ひとりが自分にとっての「納得の内定」を獲得できるようにサポートする東京・池袋の就活塾。
元人事・採用経験者や、国家資格キャリアコンサルタント保有者など約30名の講師を揃え、就活のノウハウを伝えるだけにとどまらず、「社会人として求められる能力や考え方」の向上をめざした指導を目指しています。