【完全版】就活のスーツに関する全アドバイス!選び方・着こなし・夏スーツ・ストライプスーツetc…
- アドバイス
就活で大切なのが第一印象です。人の印象が決まるのは、見た目が半分以上だと言われています。人柄や性格と同等に…或いはそれ以上に重要なのが第一印象。今回は就活生が着るスーツについて、選び方のコツを紹介します。
目次
■就活スーツの選び方
■スーツの着こなし
■夏用のスーツは必要?
■ストライプスーツはあり?
■まとめ
■就活スーツの選び方
■就活スーツの色
あなたは就活で何色のスーツを着ていますか?黒のスーツを着ている人が圧倒的に多いでしょうが、中には紺スーツを着ている就活生もいると思います。何色のスーツを着るのがいいのでしょうか?
1.就活スーツ 黒の印象とは?
■無難だけで選んでいるのは、間違い!?
多くの就活生が着ている黒のスーツの印象から説明していきます。本当は紺などの少し色味のある色を着たいけど、就活では悪目立ちはしたくないから無難に黒のスーツを着ている…なんて就活生はいませんか?そう思っているならばそれは間違えです。
「就活スーツは黒がいい!」「就活スタイルはこれ!」という固定概念を捨てましょう。
こういったフレーズを唱え出したのは、メンズスーツやレディーススーツを取り扱っているアパレル企業です。就活生をターゲットとしたマーケティング戦略に翻弄されていませんか?もともと黒のスーツは喪服のイメージがあるために、それだけで見た目が暗い印象になってしまいます。あなたが紺のスーツが着たいと思っているのならば、心配せずに着てください。
2.就活スーツ 紺の印象とは?
さきほど黒の就活スーツは無難な色だと説明しましたが、紺の就活スーツはどうでしょうか。色んな就活サイトや、就活本には「黒い就活スーツがいい」と書かれていますよね。私が就活をするときも、そのような意見を見聞きし惑わされました。
■社会人は、紺のスーツがスタンダード
実は社会人の無難なスーツの色は、黒ではなく紺や濃紺です。紺のスーツは気品があり、落ち着いた印象を相手に与えます。また、紺色のスーツは黒のスーツと比べて、顔色が明るく見えます。第一印象が大切と言われている就活で、顔色や雰囲気が暗く見えることは致命的です。少しでも相手によい印象を与える為に、紺のスーツを着てみてはどうでしょうか?紺のスーツは社会人になっても、使用できることもいいですね。
3.結局、スーツの色は!?
結果的にいうと就活スーツは黒や紺、濃紺、グレーなどビジネスマナーに反しないものならば、基本的に何でもありです
。ただし、TPOは大切にしましょう。場の空気を読むということを忘れてはいけません。
私が就活を開始する前に参加した就活マナーセミナーで、マナー講師が発した言葉に印象的な言葉があります。「マナーを守ることは、相手を敬うことです」この言葉を大切にしながら私は就活を開始しました。就活スーツの色も、黒なのか、紺なのか、迷うかもしれませんが、企業の雰囲気や特徴をよく掴んで、TPOを守った服装をしましょう。
■就活スーツは、何着必要?
就活中は、何があるかわかりません。例えば、急な雨に降られることもあります。隣の人にコーヒーをこぼされてしまうこともあります。
そのため、最低でも2着は、用意しましょう。万が一に備えることも社会人としての能力です。
また、ここではよく起こる、スーツに関するトラブルも紹介します。参考にしてください。
■スーツに関するトラブル対策
(しわ対策)
面接の前日から現地に行く場合とか面接当日でも着替える余裕があるのであれば、家から出る時には私服がオススメです。スーツはスーツケースに詰め込まずにスーツカバーを利用すると良いです。ネクタイはネクタイケースに収納すると、しわも付かずに綺麗な状態を維持できます。スーツ着用で移動する時(飛行機・電車・バス等)には、しわが寄るのを少しでも避けるため、ジャケットは脱いで着席すると良いでしょう。
(急な雨)
就活の移動では急な雨に備える事も重要です。雨でスーツが濡れると、しわ・カビ・色落ちだけでなく、型崩れの原因になります。また、濡れた状態で面接を受けるのは好ましくないでしょう。急に雨が降ってきたら、必ず傘をさすようにしましょう。傘がない時は最寄りのコンビニ等で買うことになりますが、近くにお店が無い場合もあります。就活の移動の時には、折りたたみ傘を常備しておきたいものです。面接会場によっては、傘の置き場所に困ることもあるので、折りたたみ傘はオススメですよ。
■就活スーツの値段
就活のスーツを選ぶときに、色以上に気になるのがスーツの予算ではないでしょうか。
スーツの予算は安い物でも1万5千円ぐらいが相場です。ブランド物や質の高いスーツになると5万円以上する場合もあります。
ブランド物以外で考えた時、金額が高いスーツと普通のスーツの違いは、使われている素材です。手触りが違う・暖かさが違うといった特徴の差がありますが、分からない時には店員さんに聞くのが一番です。就活スーツの素材としては、ウール素材が選ばれる事が多いです。その理由は比較的安価で着心地が良いからです。
スーツの裏生地で夏物と冬物が分かるのはご存知でしょうか?裏地の手触りがツルツルの物は夏と冬で兼用できるスーツであり、夏用冬用と分けて買う必要がないので金額を安く抑えることができてオススメです。
安いスーツを選んでも全く問題はありません。自分の予算にあったスーツを買うのが大切です。
■スーツのサイズ
スーツのサイズが自分に合っているかいないかは肩のおさまり方で知ることができます。スーツのジャケットを着たときに肩がきつく感じたり、不自然なシワが寄ってしまう場合はサイズが合っていない証拠です。
またジャケットが大きくてもシワが寄ります。サイズが大きい場合には袖の付け根にへこむような形でシワが現れますので、大きさがよく分からないときは袖の付け根をチェックすることができます。またジャケットの袖は長すぎると非常にだらしなく見えてしまいます。しかし短すぎるのもよくありません。袖の長さは腕を下に真っ直ぐに下げたときに袖口からシャツが1.5センチ程度見えるのがベストであるとされています。それでスーツを購入するときはシャツを着て販売店を訪れ、試着時に袖口の様子をチェックしながら選ぶことができます。たいていの場合、販売店は袖口の直しを行ってくれますので、しっくりとこなければ調節してもらうのがよいでしょう。
■スーツの着こなし
就活用の際のスーツの着こなしまでのポイントをお伝えします。
1.ポケットに気をつける
スーツの型が崩れてしまうとだらしない印象を与えてしまうために、常にきれいなシルエットを保つように心がけることは重要です。まずポケットにものを入れるとスーツの型は確実にゆがみます。それで上着の内ポケットに携帯電話を入れておく程度にとどめることが必要です。
また上着のポケットにはフラップという蓋がついています。フラップはポケットの内側にしまいこむことが可能です。しかしフラップをポケットの外に出しておく方がかしこまった印象を与えます。それでフラップをきちんと外に出し、折れ曲がったりしないように注意します。
2.ベルトと靴の色を合わせる
基本的には、黒がよいでしょう。靴は、ファーストチップがおすすめです。
3.ボタンのかけ方に気をつける
今流行しているのは2つボタンのスーツです。この場合上のボタンのみを掛け、下のボタンは掛けないようにします。また3つボタンのスーツを着用する場合、2つ掛け用なのか、それとも1つ掛け用なのかをまずチェックしなければなりません。まず3つボタン2つ掛けのスーツはラペルと呼ばれている上着の襟の折り目がはっきりとしています。上の2つのボタンを掛けてスーツの襟がきちんと畳まればそれは2つ掛け用のスーツですので、上の2つのボタンを掛けて着用します。しかし襟の折り目がはっきりとしておらず、上の2つのボタンを掛けたときに襟が前に浮き上がるようになってしまうものは3つボタン1つ掛けスーツです。それでこのスーツを着用する場合は真ん中のボタンのみを掛けて着用します。スーツのボタンは立っているときは掛け、座っているときは外すというのが本来のスタイルです。しかしボタンを掛けているスーツの方がかしこまった印象を与えますので、面接で椅子に座ったときにボタンを外す必要はないでしょう。
4.ズボンの折り目をきちんとつける
スーツのズボンを真っ直ぐに見せてくれるのが折り目です。この折り目がきちんとついていないとスーツが非常にだらしなく見えてしまいます。折り目がなかなか消えないような加工の施してあるスーツもありますが、ほとんどのものはそうではありません。それでもし折り目が消えかかっているなら家を出る前に折り目がきちんとつくようにズボンにアイロンをかけることが必要です。また就活の移動時に電車やバスを使うのであれば、乗車中は足を組まないようにします。足を組むと折り目がプレスされてしまい、消えてしまう恐れがあるからです。
■夏用のスーツは必要?
夏の就活は暑さのせいで、スーツを着るのも億劫ですよね。「夏はどんなスーツスタイルで、就職活動に挑めばいいの?」ここではそんな疑問にお答えしていきます。
1.夏用のスーツを買おう
就活はスーツを着用しなければ、始まりません。近年クールビズを採用している企業も多いですが、みなさんは企業から選考してもらっている立場です。カジュアルな服装では、失礼に当たります。夏の就活を少しでも涼しく乗り越えるために、夏用のスーツを購入することをお勧めします。
秋冬用のスーツには裏地がついており、寒さを防ぐために通気性も悪いです。当然蒸し暑い夏の日に秋冬用のスーツを着れば、体感温度が2度も3度も上がるのは当たり前です。夏用のスーツを購入することは、就活生にとって痛い出費だとは思いますが、スーツは社会人になっても着るものです。長い目で見れば、持っていて損なものではありません。高いスーツを購入する必要は全くなく、手頃な値段で購入できる夏用スーツもありますので、あなたに合うお気に入りの1着を探してみてくださいね。
2.夏用のワイシャツ・ブラウスを買おう
先ほど夏用のスーツの説明をしましたが、ワイシャツ・ブラウスも同様に夏物を購入することをお勧めします。夏用のワイシャツ・ブラウスは薄手で、汗を吸収しやすい素材のものを選びましょう。ここで、「半袖のワイシャツ・ブラウスではダメなのか?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。ですが、就活では半袖のワイシャツ・ブラウスは基本的には着用しないほうがよいです。外資系や伝統を重んじる企業では、ジャケットを着たときに、スーツの袖口からシャツの袖口が出ていないことが、減点の対象にも成り得ます。そんなことで、あなたの評価が下がるなんて悔しいですよね。しかし会社説明会などで、会社の方が「私たちの会社はクールビズを推奨しているので、ジャケットは着用しなくてよいですよ」と言われた場合は例外です。就活生は、企業の社風や雰囲気に臨機応変に合わせることも大切です。
3.夏でも男性はネクタイも必須
男性は暑いとは思いますが、就活では夏でもネクタイを忘れないようにしましょう。ネクタイをしていないだけで、だらしない印象になります。面接会場までの移動時間が長い場合は、スーツのジャケットは脱いでもいいですし、ネクタイも外してよいです。面接会場に到着するまえに、商業施設等の公衆トイレで身だしなみと整えネクタイをつけましょう。またネクタイの色味は、黒や紺、グレーだと全体的に暗い印象になりますし、ボルドー系だと夏なので少し暑苦しい印象を与えてしまいます。夏は淡くて涼しげな印象を与えるネクタイを選びましょう。季節に合ったスーツ、ネクタイを着用することは就活生だけではなく社会人としてのマナーです。覚えておきましょう。
■ストライプスーツはあり?
最近はストライプ柄も流行っていますが、就活生のスーツはストライプでも良いのか悪いのか?その理由について考えてみましょう。
■良い点
就活用のスーツの色は、一般的に黒・紺といった物を選ぶのが良いと言われています。実際、就活生が着ているスーツはこれらの色が多いです。就活スーツは色だけでなく柄も重要です。殆どの人は無地を選びます。ストライプ柄を選ぶ人は少ないと言えるでしょう。
それではストライプ柄を選ぶことで良い点は、なんでしょうか。
1.スマート&シャープなスタイルに見える
1つ目は、線形のラインが強調されることで、スマート&シャープなスタイルに見えるということです。スタイリッシュな姿は、洗練された印象を与えることができます。
2.良い意味で個性的になれる
2つ目は良い意味で個性的になれるということです。就活生は同じような格好をしているので没個性的な印象になり易いものです。他の就活生は殆どリクルートスーツなので、ストライプスーツを着用していると確実に面接官の印象に残ります。
■悪い点
前の項目ではストライプスーツの良い点を挙げましたが、就活生のスーツは基本的にストライプ柄を避けるべき…とされています。それはなぜでしょうか?
ストライプ柄のスーツは、社会人になって着用する人が多いです。就活中にストライプ柄のスーツを着用している学生は少数派ですね。その理由は、周囲の就活生がみんな無地なので、浮いてしまうからです。
良い点では“個性的になれる”という話をしましたが、裏を返せば“目立ってしまう”ことになります。ストライプ柄は、少し遊び心のあるカジュアルな感じのスーツです。“派手すぎる”“気取っている”といったマイナスイメージを与えるリスクもあるスーツなのです。
特に金融機関や大手メーカー等を考えている就活生は、ストライプスーツは控えた方が良いでしょう。悪い意味で目立つ可能性が無いとは言えません。ただ、“ストライプ柄が絶対にNGなのか?”“面接で必ず重要視されるのか?”と聞かれると、そこまで厳しくないと思います。「さっきの就活生はストライプスーツだから不合格」なんてケースは聞いた事がありません。
■会社によってはOK
面接官が就活生のスーツをどのように判断するかというと、これは業界によって大きく変わってきます。その業界の雰囲気・企業の様子を事前に研究することが大切です。要するに、受ける会社によってはストライプスーツが通用する会社もあるのです。
例えば、アパレル・ITベンチャー業界や私服通勤が可能の企業などでは“個性がある学生”“センスがある学生”を好む傾向があります。その為、ストライプスーツでも違和感がない場合があるのです。そういう業界や企業は、黒や紺一色のリクルートスーツに野暮ったさを感じ、逆に印象を悪くするという事も考えられます。つまり、業界や企業によっては、センスを感じる事が出来ない無難なリクルートスーツよりも、ストライプ柄で個性を出しているスーツ姿の方が、好印象を与える場合があると言えます。
無難にリクルートスーツを選ぶか、リスクを承知でストライプスーツを着て個性をアピールするか…受ける企業とあなた自身の気持ちを考えて選択しましょう。
■まとめ
スーツの量販店には、多くのリクルートスーツが陳列されています。あまりの多さに就活生の皆さんはどれを選べばよいのか迷う事が多いと思うので、今回紹介した内容を参考にして頂けると幸いです。
最後になりますが、第一印象を良くするにはスーツだけでなく身だしなみも重要です。面接の場合は最低でも15分前には会場に着いて、鏡の前で髪・服装の乱れを整える時間を確保しましょう。
下記の記事でも男性向け就活中の身だしなみについて紹介しています。ぜひ参考にして、人事や面接担当者に良い第一印象を与えましょう。
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