隠れた優良業界?大手精密機器メーカー人事の語る業界の魅力とは?
- アドバイス
「精密機器」と聞いてもどのような製品なのかあまりイメージがつかない、、、という学生の皆さんも多いのではないでしょうか?現在大手精密機器メーカーで勤務する筆者も実は就職活動開始時にはまったく興味のない業界でした。
しかし、最初はなじみがないものの、業界研究をしてみると実は魅力にあふれた業界であることに気づく、と言う就活生も多く、筆者も漏れなくその一人でした。
そこで、本記事では就活生の皆さんに精密機器メーカーの魅力を知っていただくため、筆者自身が就活生時代に思った魅力および実際に働いてみて思う魅力をお伝えしようと思います!現在精密機器メーカーを志望している方はもちろん、今はまだ興味ない方もぜひ、ご一読ください。
目次:
1.筆者が精密機器業界を志望した理由
筆者が精密機器業界に興味を持ち始めたのは、学内の合同説明会にてある企業(現在の勤務先)の説明会を聞いたことがきっかけでした。
説明会を聞くまで、精密機器メーカーがどのような製品を扱っているかすら知らなかった筆者が、なぜ精密機器メーカーを志望するに至ったか、その魅力をお伝えします。
1-1製品群の多様性
精密機器メーカーが扱う製品としては、誰もが想像しやすい事務機(プリンター等)・カメラなどはもちろんですが、そのほかにも産業機器・医療用装置・計測機器などの多くの製品群が存在します。
実は大手精密機器メーカーの多くは、BtoC製品のほかにBtoB製品も生産していることがほとんどです。筆者自身も最初に精密機器メーカーの企業説明会を聞いた際には、この製品群の多様性に驚かされました。
また、時代に伴い世の中の需要は変化していくものであるがために、1つの製品にのみ強みをもつメーカーに就職することが不安であった筆者にとって、この製品群の多様性は大きな魅力でした。
そして、40年以上続く会社員生活のなかでもこれだけ多くの製品にかかわれる可能性があるのはワクワクするポイントでもありました。
現時点でこれだけ多くの製品群を展開している企業であれば、今後の時代の変化にも柔軟に適用していくことができるであろうと考え、将来性の観点からも魅力を感じ、これが大きな志望理由の一つとなりました。
1-2.グローバル市場での優位性
昨今、日本製品がアジア諸国の製品に取って代わられているというニュースを耳にしますが、世界の精密機器業界において日本のメーカーは未だに大きなシェアを誇っています。
というのも、長年の研究開発の賜物とも言える精密機器においては、製造に非常に高い技術力を要します。そのため、技術力で優位に立つ日本のメーカーはアジア諸国のメーカーに対してもまだまだ大きな優位性を誇っています。
日本のメーカーが製造している製品の中でも、比較的製造の容易なものは、今後海外メーカーの勢力に押されてしまう可能性もありますが、精密機器メーカーにおいては日本のメーカーの優位性が今後も継続していくことが見込まれます。
また、せっかくメーカーに就職するからには、世界中の人に貢献できるような製品を届ける一助になりたいと考えていた筆者からすると、このグローバル市場での優位性という点も非常に大きな魅力でした。
実際に海外旅行中などに自社製品を見ると、今でもうれしい気持ちになります。
1-3.社会貢献性
上述の通り、精密機器メーカーは非常に多くの製品群を有しますが、その中でも特に産業機器や医療用装置などの製品は社会貢献性も大きく、多くの人々の生活を支えている製品です。
産業機器と聞くとイメージしづらいかもしれませんが、あらゆる業界や工場・作業現場で活用されて、私たちの日々の暮らしを支えている機器を指します。これからの少子高齢化の時代においてはどの会社でも人員不足が叫ばれるようになってきます。
工場などの生産現場において作業員を減らすことは各企業の急務です。その際に、企業のニーズにあった産業機器を導入することで企業の人員不足を解消することができます。
また、医療装置においても今後高齢化が進行するにあたって、病院不足などが発生することが考えられるため、治療のほかに病気の予防を推進するような、より高精度の機械が求められています。
このように、精密機器は今後の日本および世界における課題に寄り添い、社会課題を解決していく一助になるのです。この社会貢献性の高さも筆者にとっては非常に大きな魅力でした。
2.就職してみて思う精密機器業界の魅力
上記の魅力を感じ精密機器メーカーに就職した筆者ですが、実は就職してから気づく魅力もありました。本項では、そんな魅力を2点紹介します。
2-1.業界全体としての企業風土の良さ
就活をしていた頃から、志望していた精密機器業界の社員の方々に会う機会があり、どの企業の社員の方も雰囲気が穏やかで堅実だと感じていました。その印象は就職した現在でも変わりません。
就職してからよく考えてみると、これは扱っている製品とも関連しているのかもしれません。
精密機器業界は、社会からの信頼も大きいために、常に高品質の製品を提供する必要があります。そのため、真面目に、安定した品質を守ることが必要なのです。
また、展開する市場がグローバルワイドであるために、様々な文化・価値観を受容する必要があります。これにより、穏やかで堅実な社員が多いのが業界全体としての特徴となっているのではないでしょうか。
2-2.業務の多様性
これは精密機器業界のみではなく、メーカー全般の特徴とも言えるかもしれませんが、製品生産の上流から下流まで様々な業務に携わることができることが特徴です。
理系の方ですと、製品の研究開発から試作・品質保証・量産プロセスの検討まで、開発および生産の様々なフィールドで活躍する可能性があります。また、文系の方も最終製品の元となる部品の調達から、生産工程の管理、販売促進、輸出業務、営業まで様々な職種があります。
この職種の多様性に加えて、多くの製品群があることも踏まえて、職種×製品で考えると非常に多くの業務を経験できる可能性があります。活躍できるフィールドが多いことで、仕事に飽きる余地がないかもしれません。
いかがでしたでしょうか。企業選びの軸は人によって異なると思いますが、企業研究の際にはぜひ精密機器メーカー候補の一つに入れてみていただけると幸いです。
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