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就活塾講師が伝授!ESの通過率がぐっとあがるコツ4つ

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就活塾講師が伝授!ESの通過率がぐっとあがるコツ4つ

エントリーシート(ES)

エントリーシートのことをES(EntrySheet)と略しますが、これは実は和製英語です。

英語だと、“Job Application”という言い方になるかと思います。わかりやすく言うと、就職活動をする際の最初の入り口である「書類審査」による「就職希望申込書」と言えます。

転職市場だと、「書類審査」に通らない人は面接してもらえません。これは学生の新卒就活市場でも全く同様です。

人気企業や有名企業であればあるほど、ESを提出してくる学生の数は膨大で、その中からあなたのESが審査を通過することは大変高い倍率かもしれないのです。そんな書類審査を通過するためにはどうしたらいいのでしょう。

今日は、ESの通過率をあげるための考え方やコツについてお話してみようと思います。

 

目次

1.「個性」や「人柄」を伝えること

2.「想い」・「思い」・「気持ち」を自分の言葉で伝えること

3.一連の出来事のプロセスを通して、自分がどのように変化したのかを伝えること

4.初めて読む人に、しっかりとわかり易く伝わる文章にすること

まとめ

 

 

1.「個性」や「人柄」を伝えること

個性である“あなたらしさ”や“あなたの人柄”についてESを通して企業に伝えるためには、

・どのようなイベント(出来事)を通して、あなたはどんな困難や課題に直面したのか?

・その時あなたは、どのように考え、どのように感じ、どのように行動したのか?

・その一連のプロセスを通してあなたは、何を得て、何を学んだのか?

・その経験を踏まえて、これからどうしていきたいのか?どのような人になりたいのか?

など自分自身の「考え・気持ち・行動」を具体的に記述していくことが重要です。

自分の「経験や事実」の羅列だけでは、あなたの「個性」や「人柄」は伝わりません。

あなたが、どのように考え、感じ、行動したのか、あなた独自の噓偽りない「あなたの言葉」が何よりも大切です。

そのような文章を書くことによって、あなたの具体的な人物像(イメージ)を、あなたが会ったことのない企業の担当者に対してわかりやすく伝えることが何よりも重要です。

ネット上にあるESの見本や内定をもらった人のESを参考にしても、あなたのオリジナリティはそこにはないでしょう。

 

2.「想い」・「思い」・「気持ち」を自分の言葉で伝えること

あなたはこれまでの人生で様々な出来事を経験してきました。

小学校・中学校・高校・大学とそれぞれのステージでいろいろな体験を積んできたことと思います。

就活アドバイザーとして相談を受ける中で比較的よくあるESが、「出来事」についての内容や経験という事実だけが記載されている文章です。

「50名が所属する体育会ヨット部で主将を務めました。部活では全日本学生選手権入賞を目標に週5日練習を実施しました」という経験は事実に過ぎません。

しかし、「当部は練習時間が絶対的に少なく、全日本学生選手権で入賞するために必要なことはまず練習量だと常日頃から感じていました。そこで、部員全員にその練習量をこなしてもらうためには、まず誰よりも自分がヨットについて勉強し、知識を持っていることが重要だと考え、練習方法についての効果的方法を研究し、その事例を集め、部会で議論するようにしました。その結果・・」など、事実とそれに対する自分の考えや想いを記述しましょう。

そしてその経験から得た成果とその経験をこれからどのように生かしたいのか、を自分の言葉で言語化していきましょう。

 

 

3.一連の出来事のプロセスを通して、自分がどのように変化したのかを伝えること

上記のように、自分が実体験した出来事についての考えや気持ち、どのような行動をしたのか、などを記述していく上で重要なことはなんでしょうか?

それは、その出来事を通して、あなた自身がどのように変化したのか、を伝えることです。

すなわち、あなたがどのような考え方に変わったのか?どのように感じるようになったのか?その出来事以降、どのように行動できるようになったのか?または、行動するようになったのか?あるいは、どのように行動したいと考えるようになったのか?といった、一連のプロセスを通したあなた自身の考え・感情・行動の変化を伝えることが重要です。

なぜなら、その変化こそが、あなたが就職して仕事を始めてからの、あなたという人財の成長可能性や伸びしろをアピールすることにつながるからです。

 

4.初めて読む人に、しっかりとわかり易く伝わる文章にすること

よく、自分の大学でしか通じない言葉、自分の部活やサークルでしか使われない言葉、特定の大学だけで通じる言葉をESに記載する人がいます。

これはやめてください。

なぜなら、みなさんのESを読む企業の人事担当者は、あなたとまだ会ったこともなければ、あなたの大学のこともよく知らないかもしれないからです。

そんな相手に、自分たちにしかわからない、あるいは、第三者にわかりにくい言葉を並べてしまっては、正確なあなたに関する情報が伝わりにくくなってしまいます。

「この学生は自分さえわかればいいと思っているのだな、相手のことに配慮できない人なのだな・・・」と思われてしまっても仕方ありませんよね。

繰り返して言いますね。ESを読むのはあなたがまだ会ったこともない、未知の人です。

だからこそ、初めて読む人に、しっかりとわかり易い文章を作成することを心掛けましょう。

 

まとめ

今日は「ESの通過率がぐっとあがるコツ4つ」ということでお話をさせていただきましたが、最後にもう一つだけ。

自分が書きあげたESは、企業に提出する前に必ず「音読」してみてください

そうすることで、伝わりにくい箇所が自然と自覚できるようになります。

またもし時間があれば、第三者に一度読んでもらうことをお勧めします。自分では気づかない、不適切な表現や言い回し、学生言葉などが混じっていることもあるからです。

ESは就活の最初の関門ですが、あなたらしいオリジナルなESを目指しましょう!

 

 

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執筆:就活塾 キャリアアカデミー  講師 石崎

新卒で三菱銀行に入社。その後、大手印刷会社、飲料メーカー、出版社にて、

企画業務、新規事業推進業務等に携わる。修士号(カウンセリング)を取得し、

現在はキャリアコンサルタント、カウンセラーとして活動。

国家資格キャリアコンサルタント。国家資格公認心理師。

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