電通の最新事例からみる広告業界のトレンドとは?
- 企業研究
広告会社が、「広告」では言い表せない領域への拡張を図っています。
広告業界最大手の「電通」を事例に、「広告業界」の今と今後を知り、皆さんの活躍できそうなフィールドがいかに拡がりつつあるかを俯瞰的に見てみましょう。
目次
1.広告を超えた領域での活動が益々拡大する
電通のWebサイトを見ると、まずはこの画面を見ることとなります。
「電通は、顧客企業と社会の持続的成長にコミットするパートナーをめざしています」
とのコメントが付いています。
そして更に進めると、「事業紹介」に以下の説明があります。
IGP (Integrated Growth Partner)とは?
複雑化・高度化する企業課題から本質的課題を発見し、統合的なソリューション “Integrated Growth Solutions” をご提供する電通の姿勢を、Integrated Growth Partnerという言葉に込めました。
広告やマーケティングを超えたより広い領域から顧客企業の成長をサポートし、社会全体の成長に貢献していきます。
広告、マーケティングに留まらず、「得意先の事業変革」「生活者体験の変革」「デジタルによるマーケティング基盤の変革」で、顧客企業の成長をサポートし、社会全体の成長に貢献していく、というのです。
就活生の皆さんにとって、広告業界を志望することは、キャンペーン広告で、TVCM等を制作し、メディアを駆使して、単に得意先企業の売上を上げることに貢献するだけではないのです。
広告会社は、コミュニケーションを生業とし、コピーライター、デザイナーというクリエーティブ部門を擁しています。
つまり、具体的な言葉、デザインという「表現」で可視化することができる「クリエーティビティ」という強みを活かして、「得意先の事業変革」「生活者体験の変革」までにも関わることになる訳です。
広告会社に入ることは、「顧客企業の成長をサポートし、社会全体の成長に貢献していく仕事に就くということになる」、この視点をしっかり持つことは、皆さんのキャリア形成に非常に重要なことです。
2.広告を超えた領域での活動ってなんだ?
では、「広告を超えた領域」とは具体的に何か?
それをイメージするために、一例として電通が運営、参加する「ラボ」「プロジェクト」を見てみましょう。
「ラボ」「プロジェクト」とは、部署横断的にさまざまなビジネステーマや社会課題に取り組むチームで、事業に直接結び付くテーマから、企業が自発的に行う活動までその取り組みは多岐にわたっています。
例えば、「ワカモン」(電通若者研究部)
「若者から未来をデザインする」をミッションとして掲げ、若者と社会がよりよい関係性を築けるようなヒントを探るプランニング&クリエイティブユニットです。
最近の事例では、就職活動のリデザインを通して、若者と企業の新しい出会い方のプロデュースを行う等、様々な活動をしています。
下記をご覧いただくとわかる通り、こんなにも広範な分野に多くの「ラボ」「プロジェクト」を社内で組織しているのです。
専門スタッフと最適なチームを組み、得意先の持つ様々な課題を、クリエーティビティを発揮しながら、解決していく、という仕事が、広告業界を志望する皆さんが、今後関わっていく仕事の中心になるのです。
この点をしっかり認識しておきましょう。
3.広告の最前線、を見るならこのサイト!
このように進化している広告業界の最前線に触れたいなら、「WEB電通報」が良いでしょう。
一度目を通して、興味ある記事を読んでみてください。
たくさん記事があるので、まずは気になるトピックスから読み、どのような点が面白いと感じたか、どのような発見があったかを考えてみるとよいでしょう。
皆さんが携わるかも知れない仕事の範囲がこんなに広範囲に展開しているのかと、驚くハズです。
「ウェブ電通報」
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この記事の著者:就活塾 キャリアアカデミー
就活塾 キャリアアカデミーは、就活生一人ひとりが自分にとっての「納得の内定」を
獲得できるようにサポートする東京・池袋の就活塾。元人事・採用経験者や、
国家資格キャリアコンサルタント保有者など約30名の講師を揃え、就活のノウハウを
伝えるだけにとどまらず、「社会人として求められる能力や考え方」の向上をめざした
指導を目指しています。
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