買ったけど本棚に眠ってない!?『業界地図』『就職四季報』おススメ活用法!
- 企業研究
多くの就活生が購入したであろう、『業界地図』と『就職四季報』。しかし、なかなか活用せずに本棚に眠っている… という人も多いのではないでしょうか?今回は、今まさに就職活動中の方も、これから就職活動を始める方も、『業界地図』と『就職四季報』のオススメ活用法をご紹介します!
目次
1.就活初期の活用法 ~業界・企業を知ろう~
2.就活中期の活用法 ~業界内の独自性を探ろう~
3.就活後期の活用法 ~入社後のビジョンや業界・会社の課題を考えよう~
おわりに
就活初期の活用法
就職活動を始めたてのこの時期。企業選びの選択肢を広げるため、業界や企業のことを知る必要があります。「商品を購入したことがある会社」、「イメージしやすい業界」だけで会社選びをしていませんか?これでは就職活動の幅を広げ、新たな可能性を探ることはできません。以下のようなステップを通じ、なじみのない業界・会社を研究してみましょう!
〈業界地図〉
ステップ1:どんな業界があるのか見てみよう!
就活生になるまで、知らなかった業界・ビジネスモデルがあるはず。まずは、ぺらぺらとめくりながら、どんな業界・会社があるのか見てみましょう。また、「注目業界」のページから今ホットな業界をチェックしてみましょう。
ステップ2:特定の業界ページを見てみよう!
気になる業界、なければなじみのある業界についてのページを見てみましょう。知っているつもりだった業界でも、知らない企業がたくさんあるはずです。また、お天気マークをチェックしながら、気になる業界の今後の見通しや業界の課題をチェックしてみましょう。
〈就職四季報〉
ステップ1:まずはなじみのある会社ページを見てみよう!
ただでさえ細かい数字、なじみのない言葉が並んでいる就職四季報。まずは、良く知っている会社や、特に気になる会社のページをチェック。最初はアルバイトの求人を見るように、「平均年収」「平均残業時間」など気軽に見ていきましょう。
ステップ2:「求める人材」を見てみよう!
気になる会社の「求める人材」欄には、どんなフレーズが書かれているでしょう?具体的に書かれている会社、漠然としている会社、企業理念を重視している会社、いろいろあるはず。この時期から志望動機をすり寄せる必要はありませんが、自分に合いそうかのイメージをしてみましょう。
ワンポイント! 「3年後離職率」NA企業は注意!
働き続けやすい環境かどうかの指標となる「3年後離職率」。この指標がNA(非公開)の会社は、離職率がかなり高い会社だと捉えてよいでしょう。「離職率が高くても自分だったら大丈夫」と安易に考えてませんか?離職率が高いことにはなにか原因があるはず。志望する場合は、その原因を探ってから決めることをオススメします。
就活中期の活用法
就職活動がすすみ、「就職活動の軸」や「志望する業界」が少しずつ固まってくるこの時期。ここでは、業界研究をもう一歩深めるとともに、企業間の差別化を図る必要があります。A社とB社の違いって?自分の軸は、A社じゃないとできないの?求める人材像って?今一度、確認してみましょう!
〈業界地図〉
ステップ1:志望業界の売上や企業と企業の関係性について見てみよう!
業界内の企業を知ることができてきたら、今度は業界内の整理をするステップです。企業間の系統の違い、会社間の関係性や、強みを俯瞰して見てみましょう。また、売上の規模を比較してみながら、ステップ2にすすんでいきましょう。
ステップ2:生き残り戦略・強みを探っていくフェーズへ!
次のステップは、会社の独自性(強みや戦略・求める人材)を個別に深めていく必要があります。圧倒的な使命感をもち、市場全体を拡大させる戦略をとっているリーダー企業。連携を強めて総合力を発揮する企業。模倣が難しい独自サービスで利益を上げる企業。などなど・・・。どの会社も様々な生き残り戦略を実践しているはず。応募を検討する会社が、業界内でどんな生き残り戦略をとっているのか、企業研究とともに、業界地図を用いて業界を俯瞰しながら理解を深めていきましょう。
〈就職四季報〉
ステップ1:自分と企業の価値観をマッチングする
業界地図をきっかけに、上記ステップ2まですすめたあなたは、他の就活生に比べ業界研究がかなりすすんでいます!次のステップは、あなたが大事にしている価値観と、企業が大事にしている価値観をマッチングしていくフェーズです。あらためて、四季報の「求める人材」を確認しつつ、「選考ポイント」を参考にして、自分のエピソードをどうやって伝えていくのか面接のロープレを繰り返し行っていきましょう。
ステップ2:エントリーはバランスを見て戦略的に!
第一志望の練習をすすめる一方で、持ち駒を増やす戦略を練る必要があります。実際、キャリアアカデミーでは「持ち駒30社」を推奨しています。一方で、大学入試と違い難易度が不明なため、エントリー企業のバランスがどうなっているのかの判断が難しいという側面もあります。そこで、参考になるのが「倍率」と「採用実績」です。非公開の企業も多いですが、採用人数を比較しながら、「大手企業のみ」「通過率が極端に低い企業だけ」をエントリーすることがないよう、おすすめいたします。
就活後期の活用法
志望動機が具体的に考えられるようになり、実際に選考が進むこの時期。二次面接・三次面接では「入社後にやりたい仕事」や「キャリアプラン」など、入社後のキャリアアップのイメージを聞かれることが多くなってきます。また、面接時間が長くなるだけでなく、面接官の役職もあがり、経営層と1時間以上話す…なんという場面も。自信をもって臨めるよう、最後の最後まで『業界地図』『就職四季報』を使い倒しましょう!
<業界地図>
「天気予想」や「チェックポイント」から業界の課題感と期待を読み解く!
選考が進むにつれて、「どんな社会人になりたいか」「どんな仕事をしたいか」など、理想像について語ることが増えてきます。それでは、今あなたが志望する業界が直面している問題に対し、あなたは「課題」をどのように捉え、どのようなチャレンジをしたいでしょうか。自分なりの仮説を立てて挑戦したい課題を持つことで、経営層との面接もぐっと自信がつくことでしょう。業界地図には、「業界天気予想」「チェックポイント」など、探究すべき記事が書かれています。今一度業界地図に目を通し、自分なりの仮説をたてて最終面接にのぞみましょう。
<就職四季報>
あとはロープレあるのみ!四季報は想定質問の宝庫!
ここまできたあなたは、すでに毎日のようにロープレを行い、面接対応をブラッシュアップしているところでしょう。当然想定される質問を網羅しよう、対応力を磨こうと頑張っているはず。
ところで、四季報の巻末「ES、GD、論作文の出題テーマ」ページを見たことはありますか?このページには各企業の出題テーマが一覧で掲載されています。志望業界をチェックすることはもちろん、他業界で聞かれている質問に対してなんと答えるか練習してみるのもおすすめです。最終面接の最後の最後まで、やりきった人が納得した内定を獲得できることでしょう。
おわりに
いかがだったでしょうか?就活を3期に分けて、「業界地図」「就職四季報」の使い方について整理してきましたが、活用のイメージはできたでしょうか?巷には情報があふれるこの時代。「紙媒体」という原点に立ち返り、正確な情報を使い倒すことをあらためてオススメします。みなさんの「納得した内定」を心より応援しております!
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就活塾 キャリアアカデミー
就活塾 キャリアアカデミーは、就活生一人ひとりが自分にとっての「納得の内定」を
獲得できるようにサポートする東京・池袋の就活塾。元人事・採用経験者や、
国家資格キャリアコンサルタント保有者など約30名の講師を揃え、就活のノウハウを
伝えるだけにとどまらず、「社会人として求められる能力や考え方」の向上をめざした
指導を目指しています。
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