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就活留年・浪人が不利にならない対策と面接での理由の答え方

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就活留年・浪人が不利にならない対策と面接での理由の答え方

面接

この時期「就活留年・浪人」に関する相談・質問を多く受けます。悩みの種の多くは企業人事からの印象や評価です。「有利になるのか?不利になるのか?」一般論ではなく自分の場合どうなのか?が気になりますね。一緒に見ていきましょう。

 

1.就活留年生・浪人生と現役生の差ってなに?

図13

就活留年・浪人の混同しやすい意味について説明しておきましょう。

①「就活(就職)留年」=学校は卒業せず在籍しながら就職活動を継続する

②「就活(就職)浪人」=学校を卒業し、就職先を探す
→企業側の採用ルートでは「既卒扱い」になることが多い

③「留年」=学校の単位が足りない、必須科目の単位を落とす等の事由により学年残留を意味する

④「第二新卒」=一般的に学校を卒業後、一度就職をしたが数年の内に離職し、転職活動をする若手求職者を指す

その他、希望する企業に就職が決まらない等の理由により「大学院進学」「留学・休学」等、現役就職をいったん回避する選択をする学生も少なくありません。

「留年・浪人・既卒・第二新卒・大学院進学・留学・休学」が「就職」にどのように影響するのでしょうか?
恐らく、この答えを知ったところで何も決断できないでしょう。

なぜなら企業人事の評価は、どの道に進もうとも「現役就職」ではないということ以外、さほど大きな区別はしていないからです。

2.就活留年・浪人の人事からの印象

■自社で活躍できる人材であれば良い。

現役以外の就活生について企業人事はどんな印象を持つでしょうか。一般的に、社会人や大人に聞くと、「企業による」「人による」「あなた次第」「理由次第」とあいまいな回答が返ってくることでしょう。企業の人事部門や新卒採用の担当者は何をもって判断しているのか。それは「留年・浪人・既卒・第二新卒・大学院進学・留学・休学」どれなのか?ではなく「自社で活躍できそうな人材かどうか?」を見極めたいだけです。現役以外の採用を「前向きに検討する」かどうかはこれまで採用した現役以外の新卒社員の自社での評価に影響されます。意外かもしれないが、これは採用する側の根拠として非常に大きいです。だとすると、どれだけ自分で努力しても無駄?どれを選んでも結局は企業次第?

■就活留年・浪人は珍しいことではない

上記では、これまで採用した現役以外の新卒社員の自社での評価とお伝えしたが、近年、採用が難しくなるに連れ、さほど気にしていないというのが人事の本音でしょぅ。また、就活生が留年や浪人をするケースは増えてきているため、印象が悪いとはいえないでしょう。

3.就活留年・浪人だからできること

■時間がある

現役生に比べ、圧倒的に時間を確保することができます。インターンシップ、OB訪問と他の就活生より数をこなしましょう。また、今続けている活動をより頑張るなどし、学生時代に頑張ったことに磨きをかけましょう。

■失敗体験としてアピールできる

留年の経験や浪人の経験は、失敗体験として伝えることができるでしょう。どうして失敗をしたのか、今後、失敗をしないためにどのような対策を取っているのかを伝えましょう。

■再チャレンジができる

一度、落ちてしまった企業に再チャレンジすることが可能です。私の知る限りでも何人も大手企業や人気企業に再チャレンジで就職することができています。前回、落ちてしまった憧れの企業もぜひ、受けてみよう。

4.就活留年・浪人の面接での理由の答え方と現役と戦うための心得

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企業の面接で、現役でない理由(就活留年・浪人)は必ずと言っていいほど聞かれることでしょう。

「嫌な質問するなぁ、圧迫してくるなぁ」と思うかもしれないが、企業人事はそんなつもりは一切ありません。
どちらかと言えば就活生側が就活留年を「後ろめたい、隠したい」と思っているのではないでしょうか。

もちろん企業は「留年した理由」を聞いてきます。これも、「理由」だけで判断はしていません。「留年・浪人・既卒・第二新卒・大学院進学・留学・休学」どれでも区別はないと述べましたが、「理由」に筋が通っていない、事実や根拠をごまかすような発言には非常に敏感になります。「理由」の説明に納得感が得られなければ、面接の場で「なぜ?なぜ?」攻撃は止まりません。

答え方1.素直に失敗理由を伝える

「就活の準備が遅れてしまった。」「就活を舐めて考えていた。」「受ける企業が少なすぎた」など、失敗の理由を素直に伝えましょう。その後の質問で細かく聞かれた際には、同じ失敗を繰り返さないために行っている対策を伝えましょう。

ただし、「ギャンブルにハマっていた。」「毎日、テレビを観ていた。」などのわざわざ言う必要のない答えを言う必要はないでしょう。

答え方2.学生時代に頑張ったことでカバー

「部活動を頑張っていた」「アルバイトを頑張っていた」など、学生時代に頑張っていたことに繋がることを伝えましょう。今は、引退したので就職活動に時間を割いていると伝えれば、大きな違和感はないでしょう。

良くない答え方.事実や根拠が腑に落ちないと思うケース

「現役でない理由が明らかに後付け。人事の受けが良いと思われる答えをつぎはぎしてくる。」このような答え方は、良くないでしょう。

どうして見抜けるのでしょうか?

簡単な例ですが、「現役でない」理由には、その道を選んだ理由や目的があります。
1)自分の就活がうまくいかず卒業を迎えてしまいましたため、既卒で就職活動をしています。
これはいたって明瞭な理由です。先ほどの人事の納得感は得られています。(もちろんこの理由が好印象なわけではありません。)

2)内定を獲得していたが、納得できずもう一年頑張っています。
これはどうでしょうか。よくある回答になります。
少しよく見せようと、「過去に内定を取ったけど辞退した」などと伝える人は、毎年います。

「なぜ、そこに就職しなかったのか?どこに内定をもらっていたのか?どのような軸で就活をしていたのか?」本当のことであれば、スラスラ回答できるはずですが、事実出ない場合、不利に働くでしょう。

納得がいかない点がある時はとことん追求します。就職活動を理由とした「大学院進学」「留学・休学」も同じです。

就活留年浪人も現役も求められることは同じ

就活留年・浪人だけでなく、現役就活にも同じことが言えますが、
いわゆる“就活優等生“になろうとしないでほしいです。
過去は変えられませんが、今ここからの自分は少しずつでも変えていくことができます。
企業人事は皆さんのこれからの伸び代に期待しているのです。
伸び代がある様を感じさせてもらいたいと思っています。

伸び代を感じてもらうために、
過去の自分(体験・価値観など)が武器になる人もいれば
今後の自分(夢や目標・決意や覚悟など)が武器になる人もいます。
本当にさまざまな戦い方があります。

就活は長いようで短い戦いですが、人生のゴールは就活で内定を得ることではないはずです。

就活は、毎日が選択と決断の連続です。
就活留年・浪人を決断した人はその道が今の自分が進むべき道だと覚悟を決め立ち向き合っていきましょう。