最終・役員面接に「落ちる人の特徴」と「対策方法」|就活塾「キャリアアカデミー」公式ホームページ

最終・役員面接に「落ちる人の特徴」と「対策方法」

就活生へのアドバイスAdvice

最終・役員面接に「落ちる人の特徴」と「対策方法」

アドバイス

よく「最終面接や役員面接は意思確認の場だから落ちない」という話を耳にすることがあります。しかし、実際はそのようなことはありません!

最終面接を担当する方々は、人事の方や現場職とは異なり、就活生がどのような価値観を持っているのか、どのような考え方をするのか、そして自社にどのような影響を与えるのか本質的な所を見る目を持っています。どのような就活生が最終・役員面接に落ちてしまうのか、落ちないためにどうやって対策したらいいのか、ご紹介します。

■最終面接・役員面接とは?

最終面接・役員面接とは聞いての如く、相手企業の役員(経営陣)が面接官として応募者を選定する面接のことを指します。この役員面接を突破できれば内々定を獲得できると言っても過言ではないでしょう。だからこそ、この役員面接で気を緩めることは許されないのです。

■今までと違うポイントとは?

今までの面接と一番大きく違うのは、面接官の見るポイントです。一次面接や二次面接は、自分の言葉で話せ、コミュニケーション能力があり、入社意志がある、といった基本ポイントで合格点が採れた段階。

最終面接・役員面接では、さらにその中から自社にふさわしい人物かどうかを見極めていく段階といえます。ここではあまり小さなことは合格率にはかかわってきません。

■最終的な確認を行う場

通常役員面接は、最終もしくはそれに準ずる状況で設定されます。企業側にとっても就活生にとっても最終的な確認を行う場となることが多いということです。役員面接に到達する前には人事や現場社員を越えてきているはずです。つまり彼らの推薦あって、役員面接に挑めているということなので、まずは自信をもって挑みましょう。

3a7104fe9eff94433cae61c469fdbd16_m

■最終面接・役員面接で落ちる人の特徴

最終面接・役員面接で落ちる原因について考えてみましょう。原因の一つとして、準備不足が挙げられます。例えば企業分析や自己分析、面接練習などです。とはいえ、こうした準備は役員面接に限らず、1次面接や2次面接などでも重要視すべき点なので、役員面接まで選考を進めて来られた方は当然だと思うでしょう。私がここで伝えたいのは、「役員面接に特化した(適した)準備の不足」ということです。

1.価値観の不一致

役員面接の意義についてしっかりと理解することが重要です。就活選考の過程で面接を複数回行う企業が殆どだと思います。また、それぞれの面接で対応する面接官は異なります。皆さんは行われる面接に応じて、その目的がどのように変化しているかを考えたことがあるでしょうか。

ここではそれぞれの面接の目的・意義について詳しく触れませんが、役員面接まで来た応募者というのはそれまでの複数の面接を受かった、つまり「社会人としての基礎が身につけられている人物である」という証明書を携えているのです。そうした同じ条件(レベル)を持った応募者たちを最後に役員の方々が選定するのが役員面接です。

したがって、役員面接ではどれだけの具体性を持ってこの企業を選び、働きたいと考えているのか。その人物の持つ考え方や価値観が本当にこの企業に適しているのか、経営を担う社員としての役割を果たすのか。こうした視点から厳格に判定するのが役員面接の目的です。

2.熱意不足、志望度が伝わらない

役員面接となれば、最終面接か最終面接間近だと思います。内定までもう少しですね。役員面接は会社のトップにいる人たちがあなたを雇いたいか、そうではないか見極める面接です。

1次面接や2次面接等で面接を担当していた若手社員とは違います。経験が豊富な分、人を見る力があります。嘘も簡単に見抜かれます。役員面接のよくある質問に「第1志望であるのか」ということをよく問われます。多くの就活生は、嘘であったとしても「第1志望です」と回答すると思いますが、ここで大切になってくるのは、その会社が第一志望の理由と熱意です。

■最終面接・役員面接の対策方法

最終面接・役員面接の意義を踏まえた上でどのような対策が必要なのか考えてみましょう。ずばり、役員面接の目的に沿う形で対策を練ればよい、ということになります。重要なのは役員の方々(経営陣)に響く言葉で話すということ。そして、どこまで具体的に述べることができるか。つまり役員面接を突破するには「熱意と理論」の両方が必要になるのです。

■理由を突き詰めよう

例えどんなに熱く相手企業に入りたいと言っても、その理由が薄っぺらなものでは説得力がありません。「どうしてこの企業なのか」、「同業他社ではできなくて、この企業だからこそしたいことは何か」、「この企業に入って、自分は誰に・何を・なぜ提供したいのか」、「自分の行動原理からどのような働きかけができるのか・結果を導き出せるのか」どこまでも理由を突き詰めること、極限まで具体的にすることが役員面接の合格率を上げる方法だと考えられます。

■OBOG訪問をしよう

だからこそ、それまで以上の企業分析や業界分析、自己分析が必要となるのです。OBOG訪問を行うのもお勧めです。

■面接の実践練習をしよう

また、熱くなり過ぎない冷静さを保つためにも、面接の実践練習は欠かせません。役員の方々を目の前にすると思った以上に緊張してしまう可能性が高いです。落ち着いた気持ちで、しかし熱意は無くさず、自信を持った姿で本番を迎えられるとベストですね。そうして十分な準備を行った上で、相手企業とのマッチングができれば役員面接の合格率は一段と上がるでしょう。

■役員の話に耳を傾けよう

役員面接の場合、面接にきた学生より、面接官である役員の方が多く話していることがよくあります。まずは、その話に親身に耳を傾けましょう。会社に対する思いや、仕事に対する思いなどが見えてくると思います。そんな中で、気づいたことや、感じたことなどを自分の言葉で伝えてみましょう。言葉遣いには気をつけたいですが、素直さも度を越さない程度にしましょう。やはり批判的な態度や言動は控えたいところです。

■自分の言葉で語れるようにしよう

借り物のそれではなく、自分の中で思いを明確にし、自分の言葉で語れるようにしておくことが大切です。役員もその会社の一員です。この人と一緒に働きたい!と思ってもらえるよう、すっきり爽やかに伝えられるといいですね。

17dd5cad9b798e64423fed10294712bf_m

■最終面接・役員面接でよく聞かれること

最終面接・役員面接が重要であることが分かったところで、実際に私自身が役員面接の場で聞かれたことを例として挙げたいと思います。

1.志望度を問う質問

「弊社の志望動機・希望職種の具体的な理由を教えてください」
「弊社の志望度はどのくらいですか、また最近の就活状況について教えてください」
「弊社について知っていることを何でも構いませんのでお話し下さい」
「弊社でやりたいこと、将来的に携わりたいことはありますか」
「弊社でどのような貢献をしたいと考えていますか」
「なりたい社会人像はありますか」

志望動機をもう1度練り直しましょう。より具体的なものになればなるほど、印象はよいです。回答例としては「御社が第1志望です」の後に続く言葉として「私は企業選びの基準として…」などのあなたの就職活動の軸を伝え、その会社が自身の軸と強く合致していることを伝えましょう。またその後に続く回答例としては、会社の○○の事業に、これから力をいれていく○○の事業に携わりたいなど具体的な熱意を示すとよいでしょう。

2.学校生活のこと

「学業の内容を教えてください。」
「ゼミへの取り組みを教えてください。」
「研究内容のきっかけと進捗状況について教えてください。」

役員面接の質問では、大学の講義で学んだことや、所属しているゼミでの研究内容、卒業論文のテーマもよく問われます。これは意外かもしれませんが、どこの役員面接の質問でも問われます。サークルや部活動、アルバイトに精を出すのは非常によいことなのですが、学生の本分である学業への取り組み方はどうだったのか知りたいのです。

■良くない回答

ここで悪い回答例を挙げます。「○○の講義を受けて○○の分野に興味を持ちました」「ゼミで○○を学びました」などの受動的な学びは評価されないので気を付けてください。

役員は、「あなたが大学で積極的に何を学んだのか」、「どういった研究をしているのか」、「その研究からどういった結果が得られ、何に役立つのか」ということ知りたいのです。「私は大学で○○を専攻し、○○ゼミに所属しています」という始め方でよいでしょう。

その後、学びの深め方の説明をし、学びからあなたがどう変化したか伝えましょう。あくまで、その学びには「主体性」があることを主張しましょう。同時に卒業論文の進行状況も付け加えると、この学生は就職活動と学業を両立できる人だと認識され、役員からの評価も高いです。

3.時事問題

「最近、気になったニュースは何ですか?」

時事問題も役員面接の質問で問われることが多いです。この役員面接の質問ではあなたが、気になったニュースやそれに対する考え方、意見から、あなたの特徴や人柄を知りたいのです。また、日常的にテレビのニュースや新聞をチェックし、世の中で起きている事柄に興味関心を示しているかチェックしています。

あなたが気になったニュースを選択すればよいと思いますが、志望している業界のニュースなどを伝えると、評価が高くなるでしょう。例えば、食品業界を希望しているのならば食に関するニュースを挙げるなど、あまり受けている会社の業界からそれないニュースを選びましょう。ニュースの解説や、ただの感想にならないように注意してくださいね。

■最終面接・役員面接で行うと良い逆質問

逆質問は普通の面接でもありますが、役員面接の際の逆質問は、相手が社長、もしくは役員クラスの方々であることを念頭において考える必要があります。初期段階の面接ならば、現場の状況や雰囲気など、実際の仕事について聞くのが相応しいですが、社長や役員に細かい話を聞くのは印象がよくありません。

相手は、日常的に中長期的な視野で「経営」「戦略」について考えている人たちです。

■逆質問は、用意しておこう

質問は事前に面接時間が持つくらいには用意しておきましょう。

■逆質問の例

「会社全体」「事業全体」に視点をおいた質問が適していることがわかると思います。

例えば、

「(掲げられている)ビジョンをもとにこの先どのような展開を考えているか」
「戦略、主力商品のコンセプトや制作のきっかけ」
「御社の〇〇の戦略に大変興味がある」
「〇〇の場で、自分の△△の経験をいかし活躍していきたい」

相手が企業のトップであることを忘れず、そのクラスの人たちにしか聞けないような質問を考えてください。

■実際の最終面接・役員面接は、こんな感じでした。

実際に合った役員面接の形式の例を紹介します。対策を練る参考にしてください。
某大企業では、事実上の最終面接で役員の方が出てきました。

ステップとしても一次は現場社員、二次は人事、最終は役員という形で順当に役職も上がっていきました。面接は一対一の30分。自己紹介の後、10分間はこちらから質問をする時間が与えられました。

そしてなぜその質問をしたのか聞かれました。また一次二次の質問の繰り返しや雑談のような質問も受けました。そして最後にまた逆質問です。偉ぶった感じはなく印象が良かったのを覚えています。他の企業でも同じようなステップで進んで役員面接が最終にくるところがいくつかありました。どこでも大きな差はなく、上記のようにこちらから質問する時間が比較的多く設けられていると感じました。

また緊張をほぐすためかわかりませんが、思ったよりもフランクに話してくれる方が多かったです。あまり大きくない企業では社長がでてくることもあります。自分が受けた所では社長とはほぼ雑談だけで終わったところもあります。聞きたいこともたくさんあるかもしれませんが、状況に応じて相手に合わせていく配慮も大切だと思いました。

■落ちることは経験、経験をどう活かすか

さて、これまで役員面接で落ちる原因とその改善方法について触れてきましたが、いかがだったでしょうか。繰り返しになりますが、役員面接は応募者と相手企業との価値観のマッチングを測る場であると同時に応募者の本気度を確認する場です。

「第一志望ですか」という質問に対して言い淀んでしまうのは、それだけで熱意や本気度を疑わせる要因になり得ます。また、十分な準備をしたつもりでも落ちてしまうことはもちろんあります。就活で最も大切なことは心構えだと私は思っております。選考で落ちた時には、それを経験として捉え、その経験を次に活かすための材料にできるとよいですね。

1度目で学び、2度目で成長する。

時には深く落ち込むこともあるでしょうが、自分を追い込むことはせず、息抜きをしながら成長の糧にできるように。そうした心構えを持つことだけでも一歩前進です。