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エントリーシート(ES)でわかりやすい文章の書き方

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エントリーシート(ES)でわかりやすい文章の書き方

エントリーシート(ES)

応募企業とあなたの最初の接点であるエントリーシート(ES)。
その中で、あなたのことをより魅力的に見せるためには、普段書いている学校のレポート等の文章とはまた違った工夫が必要となっていきます。
ここでは、そのエントリーシートの効果的な書き方について紹介していきます。

目次

起承転結型はNG!結論→本論→結論の順で書く
一つ一つの文を短くする
何事も具体的に説明する
コツさえ押さえれば怖くない

起承転結型はNG!結論→本論→結論の順で書く

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就職活動では、これまで学校で学んだ多くのことが役に立ちませんが、エントリーシート(ES)における文章の書き方もその一つです。これまで、文章は「起承転結」を意識して書くものだ、と習ってきた人が多いと思います。しかし、エントリーシート(ES)の場合、それは通用しません。

なぜなら、「起承転結」の文章というのは、それに興味をもって積極的に読んでいる場合にだけ通用する文章構成だからです。

残念ですが、企業の人事担当者は「さあ、次はどんな人が来るんだろう?」とワクワクした気持ちでエントリーシート(ES)を読んではいません。これは、1日何百通とエントリーシート(ES)を読まなければ仕事が終わらないことを考えると、ある種仕方がないことでしょう。

あなたへ積極的に興味がない以上、だらだらと前置き(起承転)を書いても逆効果になってしまいます。

このようなときに役立つ文章構成が「結論→本論→結論」になります。はじめにドンっと結論を持ってくる(例:私は優しい人間です)ことで、読み手側に「何で?本当に?」という気持ちを持ってもらいます。そして、そのあとに理由を説明(例:電車では必ず席を譲ります)しましょう。そうすれば相手は納得感をもって冒頭の結論を受け入れてくれます。

これだけでも構成としては十分なのですが、字数が許すのであれば、最後に結論をもう一度書いておくと、より読み手側の印象に残すことができるでしょう。

ちなみに、この構成にするとき、とても便利な言葉が「なぜなら」と「したがって」の2語です。先程の例で言えば、「私は優しい人間です。なぜなら、電車で必ずお年寄りや妊婦の方に席を譲るからです。したがって、私は優しい人間です。」と書けば、スムーズに展開ができます。ぜひ参考にしてみてください。

人事担当者の目を引くための 文章のポイント
①最初に結論を書いて、読み手の興味を引く
②その次に「なぜなら」と続けて、その理由(本論)を説明する
③最後にもう一度結論を書き、読み手に印象づける(字数に余裕があれば)(「したがって」を使うとまとまりが良くなる)

 

一つ一つの文を短くする

なぜなのか理由はわかりませんが、人は丁寧な文章を書こうとすると一文一文が長くなる傾向があります。そして、一文が長い文章というのは、とにかく読みにくいのです。

一文の最適な長さは40字~50字と言われていますので、エントリーシート(ES)もそこを目安にして書くようにしましょう。(逆に一文を短くしすぎると、幼稚な印象を与えてしまうので注意!)

特に意識することは、「主語は1つの文に1つ」「主語と述語の位置はなるべく近づける」「順接の助詞(~のため、~ので 等)は一文に2回まで」の3つです。

自分のエントリーシート(es)を見返してみて、一文が長いなという印象を感じたら、必ず分割するようにしましょう。多くの場合、接続詞(そのため、同時に、また 等)を適切に用いれば、その一文は短い2つ以上の文に分けることができます

一文一文を短くするためのポイント
①一文の長さは40~50字程度を目指す
②一文につき主語は一つ
③主語と述語の位置はなるべく近く
④「~のため」「~ので」は、一文につき2回まで

 

何事も具体的に説明する

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エントリーシート(es)には、必ずあなたを売り込んだり、その根拠となるエピソードを記入する欄があります。そこで注意するべきことは、内容を具体的に説明するということです。

例えば、「私は英語が得意で、英会話もまあまあこなせます。」というエントリーシート(es)があったとしても、結局その人がどのくらい英語ができるのかわかりませんよね?

そこで具体的に、「私は英語が得意で、TOEIC800点の成績です。実際の英会話も、米国への旅行を通訳なしで問題なくこなせます。」と説明することで、相手にイメージをつけやすくしてもらうのです。

この例のように、具体的な説明で最もよくつかわれるのは「数字で表す」手法です。自分の長所やエピソードをまとめる際は、できる限り数字でまとめることができないかを考えてみてください。

どうしても数字でまとめるのに馴染まない内容であれば、5W2Hを活用したり、固有名詞を用いたりすることで、ぐっと具体性のあるものにできるでしょう

文章を具体的にするためのポイント
①数字で表す
②数字で表せないことは、5W1Hを活用したり固有名詞を用い、具体的な場面を想像しやすい文章を作る

コツさえ押さえれば怖くない

 冒頭で、「エントリーシート(es)にはこれまで学校で学んだことは役に立たない」と書きましたが、決して構える必要はありません。エントリーシート(es)は形式が似通ったものも多く、一つ書き上げることができれば、他のものも7割くらいは書けたと思って大丈夫だからです。

書き方に注意点やコツがありますが、英語も数式も必要ない、単なる日本語の文章ですから、気負わずに取り組んでいきましょう。