就活生必見!志望動機の書き方で絶対におさえるべきコツ【例文つき】|就活塾「キャリアアカデミー」公式ホームページ

  • オンライン入塾説明会に申込む
  • 池袋入塾説明会に申込む
就活生必見!志望動機の書き方で絶対におさえるべきコツ【例文つき】

就活生へのアドバイスAdvice

就活生必見!志望動機の書き方で絶対におさえるべきコツ【例文つき】

エントリーシート(ES)

これからインターンシップや本選考を控えている就活生の皆さんの中には「志望動機」を書くことが苦手という方もいますよね。就活塾キャリアアカデミーでは、毎年たくさんの就活生から就活相談を受けており、その中でも「志望動機を書くことが苦手」という学生は本当に多いです。そこで今回は、志望動機の書き方について大切なポイントをお伝えします。

目次

志望動機で絶対におさえたいポイント
企業と自分の接点をみつける
企業への熱意を伝える
単に「好きだから」「ファンだから」は通用しない
わかりやすい文章の構成は?
盛り込む要素/書かないほうがよいこと
志望動機はラブレター

志望動機で絶対におさえたいポイント

志望動機で特に大事な2点をお伝えします。

企業と自分の接点をみつける

企業の特徴と、自分の特徴の接点、つまり重なり合うポイントをみつけることが大切です。

志望動機を書く際に、企業だけの特徴を書くことや、自分のアピールのみ書いてしまうことはNGです。

それでは、デベロッパーを志望する例を挙げて、NG例とOK例をみていきましょう。

【NG例①】
ゼロから創り上げ、地域の人々から長く愛される街づくりがしたいと考え、志望しました。
貴社は、総合デベロッパーとして、街づくりの企画・開発・営業・運営を担っておられます。
中でも貴社は地方都市の開発を強みとしている点に非常に魅力を感じています。
人が主役の街づくりを行う貴社でぜひ働きたいと思います。

【NG例②】
人口減少が進む◯◯町で育ち、伝統のお祭りが廃止される、仲の良い友達が別の町に引っ越してしまうといった経験をしました。
上京し大学に入ったら、「大勢の人々と協力して成し遂げる経験がしたい」と考え、500人が所属する学園祭実行委員のステージ統括を行いました。
目標を達成するため、部活やサークルの代表と話し合いを重ね、理想を形にすることの面白さを感じました。
この経験から、貴社で働く際には、様々な領域の専門家と協力しながらデベロッパーとして働きたいと思っています。

【OK例】
地域の人々から長く愛される街づくりがしたいと考え、志望しました。
貴社は、総合デベロッパーとして、街づくりの企画から運営まで担っておられます。中でも地方都市の開発を強みとしている点に非常に魅力を感じています。
人口減少が進む◯◯町で育ったことから、伝統のお祭りが廃止される、仲の良い友達が別の町に引っ越してしまうといった経験をしました。「住み続けたいと思える場所がある」ことの大切さを実感し、「地域の憩いの場所」を体現されている貴社の事業に強い関心を抱いています。
大学では「大勢の人々と協力して成し遂げる経験がしたい」と考え、500人が所属する学園祭実行委員のステージ統括を行いました。この経験から、部活やサークルの代表と話し合いを重ね、理想を形にすることの面白さを感じました。貴社で働く際には、様々な領域の専門家と協力しながら、デベロッパーとして働きたいと思っています。

いかがでしょうか。NG例①では、企業の特徴ばかりが書かれており、自分との接点がありません。NG例②では、自分の経験ばかりが記載されており、どうしてその企業を志望するのかがが分かりません。OK例をみると、NG例①「企業の特徴」とNG例②「自分の特徴」がかけ合わさっていていることが分かりますね。「企業の特徴を理解し、共感していること」、「会社に貢献できる人物であること」を示すために、企業と自分の接点をみつけて志望動機をかけるようにしましょう。

企業への熱意を伝える

企業に魅力を感じ、志望しているという熱意を伝える必要があります。
では、どのようにすれば熱意が伝わるでしょうか。まずは「相手を知る」ことです。
相手を知るために、最低限必要なことは、企業のWebサイトでの情報収集と、説明会に参加することです。その上で、OBOG訪問、企業に関する書籍や社長のブログを読むこと、企業のモノやサービスを実際に利用してみる、競合他社のサービスを利用してみるなど、プラスアルファの行動ができるとよいでしょう。

単に「好きだから」「ファンだから」は通用しない

食品や化粧品などのメーカー、エンタメ、出版といった人気業界に多い志望動機は、「商品が好きだから」「サービスが好きだから」といった理由です。志望する多くの就活生は、商品やサービスが好きで志望しているため「好き」であることは前提といっても過言ではありません。「商品が好き」だということを裏付ける強烈なエピソードがあれば別ですが、単に「好き」だけでは、数多く募集のある志望動機の中で埋もれてしまいます。
選考を突破するためには、企業との「接点」や「熱意」に加えて、企業目線=「自分が会社にメリットを与えられるか、貢献できるか」といった視点を持つことが大切です。
以下、おもちゃメーカーの志望動機NG例とOK例を比べてみましょう。

【NG例】
小さい頃から貴社のおもちゃが好きで、自分も感動を提供する側にまわりたく志望しました。

【OK例】
100年以上愛されるおもちゃを作りたいと考え志望しました。
両親が保育園を運営していた影響で「子ども」が身近な存在でした。貴社の「トミカ」は、両親の保育園でも大人気。その名を聞けば、子どもから祖父母世代まで知られる商品です。時代が変化しても、変わらず親しまれる「トミカ」のように長年愛され続ける商品を作りたいです。
大学の演劇サークルで舞台美術を担当し、「ものづくり」をした経験から、商品を生み出すには、血のにじむ努力が必要だと感じています。貴社の田中様にOB訪問をした際、「トミカのような定番商品は、一度発売されると、その後の開発コストが抑えられ、会社を支える商品になる」と伺いました。貴社を支える看板商品となり、子どもに長く支持されるおもちゃの開発を実現したいです。

NG例では「単に好き」という記載ですね。
OK例では、「おもちゃ」や「子ども」との接点や、熱意、そして「子ども(お客様)だけでなく、会社にも貢献する商品を作る」という企業目線が含まれていました。

わかりやすい文章の構成は?

志望動機は、どのような構成で文章を作成すればよいでしょうか。よく使われる構成案をご紹介します。

【文章の構成】
1.その業界を志望する理由
2.自分の価値観・経験にもとづいた「1」の理由
3.業界のなかでもその企業を志望する理由
4.まとめ

実際に具体例をみてみましょう。

【三菱UFJリース 内定者の志望動機】
1.リースによって企業の成長を支援したいためです。(業界の志望理由)
2.学生時代の経験から、人の挑戦を支援し成長を見届けることに喜びを感じ、お客様に寄り添い成長の支援をするリースの仕事に魅力を感じました。(1.の理由)
3.御社はグループ力、グローバルネットワークを活かしさまざまな事業を行っており、幅広くお客様を支援できると考えます。(業界の中でもその企業を志望する理由)
4.学生時代に得た、英語力、国際的な視野を活かし、御社とお客様の成長に貢献したいです。(まとめ)

なぜその業界を志望するのか?自分の価値観や経験にもとづいた理由(企業との接点)と共に説明します。
そして業界の中でも、なぜその企業なのかについても触れておくと、なお良いです。

盛り込む要素/書かないほうがよいこと

志望動機に盛り込むとよいことと、書かないほうがよいことがあります。以下を確認してみましょう。

盛り込む要素
・志望企業でのインターン経験
・ご両親や親族が同じ業界で働いていること
・OBOG訪問

インターンに参加できた人は、インターン中に印象的だった体験や感じたことを書きましょう。
ご両親や親族が同じ業界で働いていることもぜひ記載してください。「ご両親が働いている姿をみているから、うちの会社で働くイメージがよくできているだろう」と企業側に好印象を与えることができます。
OBOG訪問については、志望理由がOBOG訪問のみだと弱いですが、一要素として盛り込めるとよいでしょう。

書かないほうがよいこと
・「社員に魅力を感じた」
・CSRに関すること
・受け身に捉えられる内容

書かないほうがよいことは、「社員に魅力を感じた」という理由です。大企業になると様々なタイプの社員が在籍しているので、志望動機としてはやや弱いです。
「CSRの活動に共感した」といった理由は避けましょう。CSRは、企業の本業ではありません。「CSRがやりたいのであれば、別の会社でも良いのでは」と企業に受け取られてしまいます。
「受け身に捉えられる内容」は避けましょう。例えば「英語研修が整っている点に惹かれ~」、「成長できる環境があると伺い~」など企業から与えられるメリットについて惹かれたという理由は、受け身な学生だという印象を与えます。あくまでも自分が会社に貢献する姿勢をみせましょう。

志望動機はラブレター

最後にお伝えしたいのは、志望動機は「企業へのラブレター」だと思って書くことです。好きな人にラブレターを送るとき、どんな内容だと相手に想いが伝わるでしょうか?
いかに相手のことが好きかという「熱意」や、「共通点」をみつけて「もしかして運命かも!?」と思ってもらう、「一生幸せにする」といった付き合った際の「メリット」を伝えるなどが考えられます。好きな人にラブレターを送る時と同様、あなたの「好きな企業」にラブレターを送る気持ちで志望動機を書いてみましょう。

以上、志望動機を書く際のコツや大切なポイントをお伝えしました。エントリーシートの中でも、特に難易度が高いといわれる「志望動機」。今回の記事を少しでも参考にしていただけると嬉しいです。

 

========================================
この記事の著者:就活塾 キャリアアカデミー  講師 南 有里
就活塾 キャリアアカデミーは、就活生一人ひとりが自分にとっての「納得の内定」を
獲得できるようにサポートする東京・池袋の就活塾。元人事・採用経験者や、
国家資格キャリアコンサルタント保有者など約30名の講師を揃え、就活のノウハウを
伝えるだけにとどまらず、「社会人として求められる能力や考え方」の向上をめざした
指導を目指しています。
========================================