【例題あり】グループディスカッションで頻出の「4つのテーマ」
- グループディスカッション
「グループディスカッションってどんなテーマが出されるんだろう?」
「テーマごとの例題を知りたい!」
就活の大きな関門ともいえる、グループディスカッション。
「あるテーマについて話し合う」といったことは理解できていても、どんなテーマが出されるのか、どんな対策をしておけば良いのか、についてはイマイチ理解し切れていない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はグループディスカッションのテーマについて、それぞれの例題や、対策のポイントも含めて解説します。
結論からお伝えすると、グループディスカッションで頻出のテーマは次の4つです。
目次
頻出テーマ[1]自由討論型
自由討論型とは、“最適な答え”が存在しないテーマのこと。
たとえば、以下のようなお題が与えられます。
対策のポイント
自由討論型に取り組むうえで大切なのは、参加メンバーのなかで「定義」をしっかり固めておくこと。自由討論型は抽象的なお題が出題されるため、個人の経験や価値観によって考え方に差が生まれやすいからですね。
つまり「定義」を定めておかないと参加者同士の認識にズレが生じてしまい、議論がうまくまとまっていかないのです。
たとえば「社会人に必要な3つの力」を考えるにあたり、Aさんは「社会人=40代くらいの中堅層」、Bさんは「社会人=20代前半の新入社員」をイメージしているとします。
この場合、年代によって「必要な力」は異なるため、AさんとBさんのあいだでは議論がうまく噛み合いません。全く異なる方向性から議論を戦わせることになるので、いつまで経っても皆が納得できる答えが見つからない……ということも考えられます。
そこで大切になるのが「定義づけ」。
お互いの共通認識を図ることで同じ目線で議論できるようになるため、まずは以下のように認識をすり合わせる時間を持ちましょう。
頻出テーマ[2]課題解決型
課題解決型とは、ビジネス的な課題の「解決策」を考えるテーマのこと。
たとえば、以下のようなお題が与えられます。
対策のポイント
課題解決型のテーマが出題されたら、まずは“課題”を突き止めることが大切です。(その名の通りですが)課題を解決することが求められるテーマだからですね。
しかし、たとえば「東京駅前のカフェの売上を2倍にするには?」というお題が与えられた場合、多くの就活生は“アイデア”を先に考えがち。「お客さんが少ない時間帯は、コーヒーを半額にすることで客数を増やすのはどうか?」といった具体案を先に考えてしまうのです。
たしかに良いアイデアかもしれませんが、それを実行して「東京駅前のカフェ」の売上が本当に上がるのか?を考えなければ、有効なアイデアとはいえません。
むしろ東京駅は観光客が多いこともあり、お客さんが少ない時間帯がない(常に混んでいる)ということが予想できるため、「半額にする」という施策は意味をなさない可能性が高いでしょう。
そこで「東京駅前のカフェ」について想像を巡らせてみると、レジにお客さんが並びすぎていて、別のカフェに流れてしまっている(客を取りこぼしている)という様子がイメージできます。
これが、まさに課題。
すると「レジを増やす」「モバイルオーダーを導入する」といったことが有効なアイデアといえそうですよね。
繰り返しになりますが、課題解決型のテーマで最初に議論すべきは、アイデアではなく「課題」です。
「いちばんの課題は何か?」を突き止めることができれば、解決策は自然と見えてきます。
頻出テーマ[3]二者択一型
二者択一型とは、2つのチームに分かれ、お互いの意見を戦わせるテーマのこと。
たとえば、以下のようなお題が与えられます。
対策のポイント
二者択一型のテーマに取り組むときに大切なのは、相手チームの考えを肯定する意識をもつこと。相手の意見に対し、感情的になって批判してしまうと「協調性がない人」と判断されてしまう恐れがあるからです。
そもそもグループディスカッションで企業がチェックしているのは、チーム内でうまく立ち回ることができるか、周りに良い影響を与えてくれそうな人物かどうか、ということ。
二者択一型のテーマの場合には「論理的思考力」や「説得力」なども評価項目に含まれているかと思いますが、あくまでグループディスカッションである以上、企業が特に確認したいのが「協調性」があるかどうかです。
そのためディベートのように、相手を打ち負かすことを目的に臨むのはNG。
大切なのは、お互いのチームにとって良い結論を導き出すことなので、
・相手の意見を否定するのではなく、受け入れる意識をもつ
・(場合によっては)自分の意見も柔軟に変える
といった意識を強くもっておきましょう。
頻出テーマ[4]フェルミ推定型
フェルミ推定型とは、一見すると数値を出すことが難しいテーマのこと。
たとえば、以下のようなお題が与えられます。
対策のポイント
フェルミ推定に取り組むうえで大切なのが、全体像を先に掴んでおくこと。なぜならフェルミ推定では、答えを導き出すまでの「論理的思考力」が評価されるからです。
論理的思考力をアピールする方法はいくつもありますが、フェルミ推定ではまずは全体像をざっくり捉え、計算式を立てることがおすすめ。抽象的な事柄を、算定可能な要素まで分解していく過程において論理的思考力を示せるからですね。
たとえば「日本にある電柱の数は?」というテーマの場合には、以下のような計算式が考えられるでしょう。
電柱の数=
日本の面積(①)×電柱があるエリア(②)×1キロ平方メートルあたりの電柱の数(③)
計算式を組み立てる(要素に分ける)には慣れが必要なので、『現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート』などの対策本で練習しておきましょう。
特にコンサルティング業界や、総合商社など、フェルミ推定が出題されやすい業界・会社を受けるときはしっかりと練習しておきたいですね。
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